極真空手ウェイ.ブログ

フルコンタクト空手を通じて人間的に成長したいという人のためのブログです。

強い選手は総合的に学ぶべし?

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こんにちは。

フルコンタクト空手の選手で、身長171センチ、体重74キロという人がいたとするとどう思いますか?

「これでは勝ち上がれるはずない…」 と誰しも思うでしょう。

しかし、この身体で極真の体重無差別の全日本大会で2度準優勝した選手がいたのです。


それがギャリー・オニール(オーストラリア)です。

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この人は、96年97年の極真の体重無差別の全日本大会松井派)で共に準優勝したのです。

この人は、かなりのテクニシャンでカウンターや、相手の技に応じての立ち位置を瞬時にひょっこり変える技術がかなり高いのですね。

その上手さが、松井派の機関誌である『ワールド空手』でよく解説されました。

すると読んだ人は、こういうテクがあれば試合で勝てるんだ、という錯覚を起こすのですね。

しかし、ただそういうものだけを身につけてもまず勝てはしないのです。

カウンターにしろ、立ち位置を変えることにしろ、その人に強烈な技があるからこそ、そのテクが効力を発揮するからです。

その準優勝2回の前に、ギャリー世界大会4位に入賞したのです。

その大会の準決勝で、あの八巻建弐と対戦し、その八巻氏にいわせるとギャリーの突きは「内臓の芯まで響き渡る威力を秘めていた」と自叙伝に書いた程です。

八巻氏は、当時105キロ、そしてギャリー72キロ

建志
  八巻建弐


この体重差があるにも関わらず、このようなコメントをさせるほどだったので、どれほどか凄いかを改めて感じさせるものです。

突きのみならず、蹴りも抉るような威力をもっていたのは間違いないです。

それらがあるから、カウンターやステップが生きるのです。

その威力がないにも関わらず、カウンターや立ち位置変えの練習をいくらしても、相手が警戒しないから、どんどん攻めてきてあえなく敗退、ということになってしまうのです。

そういったことの強調があまりにもなさすぎるのです極真会館(松井派)は。

こういった面を強調せずに、やれカウンターの方法だの、相手が右の突きを出したらどう応じるか。

相手が左の突きを出してきたらどう応じるか、といったテクニック面だけを雑誌で解説ばかりするから、極真会館(松井派)の弱体化が始まったのです。

そういったことばかりを解説している雑誌を読んでばかりでは、生徒はみなこれがすべてと思いますからね!

そうではなく、30キロも体重が重い相手にも警戒させるほどの攻撃の威力をつけることをはじめにありきで訓練を重ねた上で、カウンターや対応の仕方といった技術的な向上を目指していかないことには誰も強くはなれないのです。

それに加えて、ギャリー選手は打たれ強さも持ち合わせていました。

100キロ前後の選手の下段蹴りをまともに受けても、ケロッとしているタフネスもあったのです。

これはスクワットや走り込み、あと練習中に実際に何十本も蹴らせる事によって身につける事ができるのです。

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攻撃が強く速い上に、体が頑強…これこそが、空手の王道ですね。

その王道を実際に維持しながら、カウンターやステップを練習していくことによって、あの華麗な組み手が可能となるのです。

カウンターやステップだけを最初にありきで、そして中心にしたところで、頑強な空手家にはなれませんから注意が必要です。

ああいう華麗な組み手は松井章圭館長のもっとも好むところゆえに、その華麗さを身につけることばかりを雑誌で強調する。

しかし、攻撃力や打たれ強さの向上の強調は一切しない。

それで、その雑誌を読む生徒たちは、攻撃力や打たれ強さの鍛錬を怠りがちになる。

そして、組織内の選手の弱体化が進んでもおかしくはないですね。

実にここに書いてあることに整合性があるでしょう?

そんな歴史を松井派は歩んできたことは一目瞭然でしょう。

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では今回はこれにて終了します。

ありがとうございました。




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