第1回世界大会当時の極真会館と現在の新極真会の精神の共通点とは?
新極真会の世界大会は安堵の思いで終了させてもらいました。
日本人が、男女とも王座に輝き、最高のフィナーレを飾ることができたのですから。
その詳しい内容を書いたページは以下をどうぞ!
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前回大会での男子のベスト8入賞者は4人。
しかし今回は5人…実に素晴らしいと思わざるを得ないですね。
しかし、勝ち上がった日本人選手は、準々決勝でことごとく敗退し、ベスト4入りしたのは入来建武選手だけ。
やはり,日本人選手たちは強豪選手に勝ってきただけに、かなりのダメージを負っていたのは明白です。
それが敗因になっていたことも明白です。
そうならないためには、フットワークを使って、間合いを取り、あまり攻撃を受けないようにしなくては勝ち上がれない…そういった思考法が良いか悪いかは、その人の判断に任せるほかないですね。
そういう思考法ありきだと、倒す意思がないために攻撃が消極的になり、印象が悪くなる。
いな、そういう攻撃のセオリーこそ、勝ち上がるための王道。
そんな両意見が出るのは当たり前です。
どちらを取るか、あるいは両方をミックスするか…私は後者を取るのがいいと判断しますが、それは本人に任せます。
世界ウェイト制大会では優勝した2人とも途中敗退。
しかし、今.世界大会では2人とも王座に輝く。
これは楽観的な思考法が元になっているのではないか?と思われてならないのです。
日本の主力選手が途中で敗退…もうだめだ、という悲観的思考法は新極真会ではまるでないから驚きです。
第1回世界大会の開催が告知された当初、海外の最強国はアメリカでした。
チャールズ.マーチン、ウィリー.ウィリアムス、ウィリアム.オリバーといった黒人の有力選手の活躍が目立ち、日本の有力選手が10人以上引率してアメリカに渡り、お手合わせをしたのです。
やはり、その噂は本物で、これら選手たちに全日本大会大会の入賞者が、顔面に蹴りを入れられて流血したり、全日本大会優勝者が足掛けで転ばされたり、壁に打ち付けられたりと、さんざんな結果になったようでした。
アメリカのリーダー格であったチャールズ.マーチンに、全日本大会優勝者だった佐藤勝昭氏が、「今の私たちではあなたたちにはとてもかなわない。だがこれからの半年間、必死になって稽古をして、きっと世界大会では日本が優勝して見せる。その時にまた会おう!」と握手をして別れたという。
その言動一致させた生活の甲斐によって、日本人が優勝したのみならず、ベスト8中6人が入賞した結果になったのでした。
とてもかなわないと思いながらも、修練を重ね優勝した。
これは1年半前の世界ウェイト制での敗北を糧に、修練を積み重ねた結果、日本人が優勝できた今回の新極真会の世界大会とオーバーラップするのですね。
こういう楽観主義は、やはりシンプルに考えることが基本となっていなければならないです。
「自分でもできる。強くなれるんだ!」という気概を、どの道場生も持てることが最重要事項でしょう。
あまりに難しい印象を与える指導法だと、一部の人しかやる気を出すことができず、多くの人が悲観的な思考を身に着けてしまい、その組織全体の雰囲気が沈滞してしまうのですね。
新極真会は組織全体に、すばらしい雰囲気が漂っている…そんな気がするのは私だけではないでしょう。
前回の世界大会では、日本人の入賞者は4人。
その内、優勝した島本雄二は引退。
その他、3位入賞の加藤大喜、5位入賞の落合光星、7位入賞の江口雄智の3人も今回の世界大会に参戦しました。
蓋を開けてみると、加藤大喜と江口雄智の2人は途中敗退の憂き目を見ることになったのでした。
それでも、今回は5人の入賞者を出すことができた…非常に素晴らしいことですね。 このような気張った精神を身に着けるのは素晴らしいですね。
そのような楽観主義を持っている組織ですから、次もいい結果をもたらしてくれると期待しているのです、途中敗退してしまった有力選手も。
加藤大喜選手も、その精神を持っているようです。
加藤大喜
前々回は途中敗退ながら、前回の世界大会では3位に入りました。
しかし、非常に精神性が高いので、腐ることなく稽古を重ねて、これまで全日本大会はもちろん、全日本フルコンタクト大会などでも実績を積み重ねてきたのです。
彼の必殺技は、接近戦からの上段前蹴りでしょう。
この技で、何度も技ありや一本勝ちを収めてきたのです。
勿論、これは、突きが強烈に出来ていなければ放てない技です。
突きが放てなくては、間合いを自分のものにすることは出来ません。
そして、移動稽古での足技もみっちりとこなしていなければできた話ではないのです。
こういった積み重ねが、重量級の選手と渡り合える体を作ったのです。
勿論、合同稽古だけで、このような必殺技を身に着けることは出来ず、自主トレも自らこなすことによって可能なのです。
しかも、1日に何百本もこなすことで。
そういう積み重ねが、彼の身長176センチながらも、体重88キロもあるということにつながります。
ウェイトトレーニングだけではかなり難しいですし、突き蹴りを毎日何百本も打ち込むことで、筋肉がチューンナップされて、体重アップにつながります。
試合では、いろんなタイプがいます。
身長の高低、体重の高低、得意技のタイプもいろいろありますから、1つの技を、1つのパターンだけで打ち込んでも通用するかどうかは、保証のしようがない。
また勝ち上がるごとに、自分の体調も変わってくるのですから、それにもめげずに必殺技が出せるかどうか。
それに不安になった時、また練習をやりこまなくては勝てない。
そのためには、スタミナの養成、体力の養成、コンビネーション、部位鍛錬、などなどやることは無限に続くのです。
しかし、そういった練習のこなしは、永遠に続くのです。
新極真会の緑代表は、自分に枠を作るなと自己満の練習を戒めているのです。
それは「自分でも強くなれる!」という楽観的な精神がなくては出来た話しではないのです。
その精神に染まったがゆえに、加藤選手もここまでやってこれたのでしょう。
その精神を維持し続ければ、彼もこれから選手として頑張っていけるでしょう。
彼を私が知ったのは、彼が20代前半のころ。
しかし、もう31歳になっていたのがわかって驚きました。
しかし、彼はやってくれるでしょう。
楽観主義が根本にあるのだから。
彼にはまだまだ期待しているのです。
また、驚きを見せてくれるでしょう、塚本徳臣氏が、37歳で再び世界王者に君臨することができたのだから。
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今回はこれにて終了します。
ここまでの精読に感謝します。
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