つい先日、極真会館(松井派)の世界大会の模様がテレビで放映されました。
この大会の前に、第8回世界大会のチャンピオンである木山仁監督は、
「持てるものは全て選手に預けた。きっと王座を取り返してくれるでしょう」
と言っていたので、大いに期待したのですが、日本が王座を取り返すことはできませんでした。
木山仁
しかし、これで3回連続で外国人が優勝することになってしまいました。
しかし、これはどのようにすればいいかというような短絡的な方法論では無理のような気がしますね。
方法論に関する文はやめましょう。 しかし注目すべきは、優勝したザハリダミヤノフ(ブルガリア)でしょう。
今回の世界大会ベスト3 真ん中がザハリ選手
前年の全日本大会で、高橋祐汰にまさかの判定負けを喫し、ベスト16止まりで終わってしまいましたが、そのことでザハリ選手が、今回大会でここまで活躍すると予想していた人がいるでしょうか? おそらくいないんじゃないでしょうか。
負けてもそれに腐らずに、練習に励む、その姿勢は立派だと思います。
ザハリ選手は、前回の世界大会でも入賞していますが、その前年の全日本でもベスト16どまりだったんですね。
しかし腐らずに修練を重ね、次の年の世界大会では堂々のベスト8入り。
その精神は見事だと思いました。
これまで、このサイトでも書いてきましたが、「運」のつけ方を書いてきましたが、その「運」をつける際にも、その「腐らない精神」は必要不可欠なのですね。
それによってオーラをまとい、相手を寄せ付けない。
相手の攻撃が入らない。
そんな現象が起こるんですね!
ベスト8をかけた時の相手は、足技のスペシャリストである森善十郎選手でした。
森善十郎
この対戦をみて、誰もが森選手が勝つと思ったでしょう。
何故ならば、森選手は全日本でも準優勝していますし、全日本の入賞回数は断然多いですし、ザハリ選手よりも実績ではまさっていましたから。
しかし、ほとんどいいところなく圧力で押されてしまって、自分の攻撃がピンポイントで当たらないまま、変則的な上段の足技で翻弄されて、ザハリ選手のほうが優勢になってしまいました。
体重では劣るものの、一発一発の技の殺傷力はかなりのものを持っている森選手でしたが…何故か負けてしまいました。
私は、これまでこのサイトやメルマガで、森選手の事を非常に良い選手として紹介していましたし、彼自身この世界大会を期に選手生活を終わらせる、ということを明言していたので、どうしても彼には優勝、せめてベスト8には入って欲しかったのが正直なところでした。
しかし、勝利の女神はザハリに微笑んだようです。
これから先、森選手がどうするかわかりませんが、応援はしていきたいと思います。
次回、極真会館(松井派)の日本選手について書いていきたいと思います。
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