皆さんこんにちは。
前回の続きとしまして、今年の新極真会の世界大会について話しましょう。
今回は、ベスト8に大方の日本人が入るだろうという予想をしていましたが、そうはならず予想外の苦戦を強いられた、という接戦でした。
まず2年連続で全日本大会でベスト4入りした前田勝汰が、今回準優勝することになるマシエ.マズールに5回戦で敗退。
前田勝汰
そして昨年の全日本大会で準優勝した山本和也が、今回ベスト8入りするリトアニアのエヴェンタス.グダウスカスに延長を戦い判定負けで5回戦敗退。
また入来建武も今年38歳になるベテランのヴァレリー.ディミトロフ(ブルガリア)に敗退し5回戦敗退という結果になってしまいました。
入来建武
私としてはこの3人のベスト8入りは堅いと思っていたのですが、さすがは世界大会に出場するほどのレベルの選手ですから、そうやすやすとはいかなかったのですね。
前2者に関しては、やはり両者とも170センチ以下の身長で、相手が185センチ以上ということもあり、足技で翻弄されていた観は否めなかったですね。
足技を警戒しすぎると、自分の技が思うように出せなくなる。
そしていつしか試合のペースを相手に握られて印象悪るくなって敗退ということになってしまう。
そうならないためには、相手が警戒するような多彩な足技を持つことが重要ですね。
しかもレパートリーを多く。
そのことで相手が戸惑い自分の組手が出来なくなるということですね。
それに、足は手の数倍の力がありますから、いくら突きが強くとも、足わざで強く物がなくては万全の組手とは言えないのですね。
相手の組手になったところで、相手の足技の強烈なものをもらっては印象も悪ければ自分のダメージになってしまうのですね。
そういった多彩な足技のスペシャリストは、やはり新極真会の緑健児代表でしょう。
緑健児
彼の現役最後の試合を見ると、やはり多彩な足技があり、相手を翻弄するのはもちろん、20キロ以上も重い相手を効かせるほどの威力がありました。
ただ客観的に外部だけを見ていれば、こういうことが言えますが、やはりその選手個人の内部事情も忘れてはならないですね。
やはり積戦を繰りひろげてきた選手たちだけに、やはり怪我は大いにあるでしょう。
それゆえに、大会当日不調になってしまったということも十二分に考えれることです。
また体調不良もあったかもしれません。
そういう怪我などの体調不良は選手たちは決して口にしません。
それを言い訳にしたくないですし、外部にいうことによって試合において心の甘えになるからですね。
ですから決して口に出しません。
そういったことも考慮に入れたうえで、選手たちを励まさないといけません。
そういう複眼的な考えが出来て初めて立派な伯楽といえるのではないでしょうか?
とくに入来建武選手は、そんな怪我があるとしか思えないですね。
昨年の全日本大会において1本負けしてしまったということもそうですし、今年の世界大会最終選抜の大会でも、彼の実力や実績をもってすれば優勝も硬いはずでしたが、なぜか3位に終わり世界大会に滑り込みセーフで出場。
やはり彼にも人には言えない内部事情があるような気がしてならないですね。
そういった留保をつけながら、指導をしていくのがよろしいでしょう。
彼らに対してのみならず、これを読んでいる人で自分が指導に当たっている道場生たちにも。
今回の世界大会を見てそんなことを考えてしまいました。
ご参考にしていただけたら光栄に存じます。
今回はこれにて終了いたします。
ありがとうございました。
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