こんにちは。
前回は、新極真会の岡田侑己選手を引き合いに出して、一発一発を込めて、「これで相手を倒す!」という気で稽古に臨まないと勝てない、ということを話しました。
これまで空手道MACの後藤優太選手には、2度くらい負けていましたが、世界大会という舞台でまた対戦して、ついにリベンジをはたしたということですね。
そのターニングポイントが、延長戦すぐ後に発した後ろ回し蹴りが、不可測の角度から出され、それが見事に後藤選手の鳩尾をとらえ、それが致命傷になって立っているのがやっとの状態になり、攻撃で後藤選手を場外に出すこと2度。
それで大差の判定勝ちを収めることができました。
岡田 VS 後藤
これは「一技入魂」という気概を持って、基本稽古でも移動稽古でもミットトレーニングでも臨まないことにはできないのです。
確かに試合の催しが多くなれば、必然的にコンビネーションや、スタミナ、躱したり横にずれるテクも磨かないことには勝てないでしょう。
しかし、初めにそれらがありきでは勝てない、ということです。
1つの技に殺傷力がないことには、相手は効かすこともできないゆえに引きませんし、判定でも勝てないのです。
その一技入魂の意識で普段から臨むことで、意図しない致命傷を負わすことができるという嬉しいハプニングが起きるのです。
コンビネーション、スタミナ、テク…これらを磨くことは大いに結構でしょう。
しかし、最初にそれらだけがありきでは勝つ王道から外れてしまうのです。
それを岡田選手は証明してくれました。
嬉しいことに、今年の7月21日に、新極真会主催の「Champion Of Champions」において岡田選手は男子の部で優勝することができました。
これは、世界大会に出場した選手など有力選手ばかりを集めた大会で、世界大会で入賞した選手はもちろん、前評判の高かった選手も集められて1日だけのトーナメントでした。
この大会で、世界大会で外国人の優勝で最有力視されていたけれども、途中敗退してしまったエヴェンタス.グザウスカス選手(リトアニア)やポーランドの選手、も出場しました。
これにこたえるかたちで、日本からは岡田選手含めて3人の選手が出場し、それに見事、岡田選手が優勝しました。
決勝の相手は、エヴェンタス.グザウスカス選手でした。
右がエヴェンタス.グザウスカス
エヴェンタス.グザウスカス選手は世界大会では、4回戦で岡田選手に負けてしまうのです。
その時の試合を見ると、左足にケガを負っているのがわかりました。
それで本領発揮できずに、ずるずると場外に押されてあっけなかったというのが本音です。
しかし、その世界大会から8か月がたち、それが治ってからの出場だったのか、それなりに万全を期した大会だったと思います。
まず,その決勝を見てもらいましょう。
↓
https://www.youtube.com/watch?v=TGxrArcdReQ
きわどい判定で、延長でもいいかなとは思いますが、後半に出し続けた下段蹴りが印象に残ったのでしょう。
やはり、古傷だった左のみならず、右足にもケガを負っているのかもしれませんエヴェンタス.グザウスカス選手は。
彼は20代後半。
それだけ選手を続けていれば、やはり何か所か古傷があってもおかしくはないでしょう。
それに決勝まで勝ち上がるまでにダメージを負っていた可能性も大です。
彼の持ち味は、突進力を生かした突きの連打とそれにつなげる膝蹴りですね。
それに対抗するには、まず腰の強さがないことには対抗することはできません。
岡田選手は、回り込みを多用していますが、それも腰の強さあっての物種なのです。
エヴェンタス選手は、突きの強さが最大の武器ですが、それに対抗するにもエヴェンタス選手以上の突きの強さがないことには対抗できないのです。
腰も弱い、突きも弱いのに、ただ回り込んでいるだけでは、押し込まれて後退し敗退するのが関の山なのです。
YouTube動画には、新極真会の師範の方もアップしているようですが、そればかりに目が行って、肝心の体力や攻撃力のアップを施さなくなる選手が出てしまわないか心配なのです。
まず、体力つくりと攻撃力アップを最優先にして、稽古やトレーニングに励んでもらいたいです。
岡田選手とエヴェンタス選手の試合を見てそんなことを考えてしまいました。
これからは、岡田選手が新極真会のエースとして日本を牽引していくのでしょうか、入来選手引退のいま?
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今回はこれにて終了します。
此処までの精読ありがとうございました!
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