こんにちは。
昨年の新極真会の全日本大会において、元極真会館(松井派)の高橋佑汰氏が出場していました。
しかし、残念ながら、またも途中敗退で終わってしまいました。
相手は、これまで何度も新極真の全日本大会で入賞している加藤大喜選手。
ともに、上段への変則技を得意とする選手です。
上段の蹴りが得意なことはいいのですが、きちんと間合いが取れる選手でないと、その技は活きません。
そして柔軟性がないことにも、それを活かすことはできません。
後項は両方ともいいのですが、前項については加藤選手に分があるのが、試合を見ていてわかりました。
突きですね。
これが強く打ててないことには、間合いを自分のものにすることはできないのは明白です。
高橋選手のデビュー戦は衝撃的でした。
高校生でデビューして、その地力の強さを発揮して、突きでも蹴りでも相手を圧倒しているのがわかりました。
その良さを全般的に向上させていけばよかったのですが、松井派では、コンビネーションや距離の取り方やずれ方といったものを中心に講義されているがゆえに、威力をつけることや、体重を上げることの重要性といったものにはほとんど言及しないがゆえに、強くなる過程に偏りができてしまうのです。
松井章圭
高橋選手が、初めての世界大会の前哨戦である全日本大会の4回戦で、ザハリ.ダミヤノフを完封した試合は見事でした。
突きも蹴りも両方で相手を全く寄せ付けない試合をしたのですから。
しかし、松井派では、コンビネーションや間合いのとり方といったことばかりを講義するので、更なる威力の向上といったことには目がいかずに終わってしまうのです。
その結果、盤石を誇る選手がいなくなってしまうのです。
安島喬平選手もそうですね。
彼は全日本大会で優勝した時には突き蹴りともに威力があって優勝したにもかかわらず、テクにばかり目が行ってしまってから、技の威力の更なる向上が見られないまま低迷してしまっていたのです。
高橋選手の世界大会では、5回戦まで進むも、突きの強いロシア人選手に突きを効かされて5-0の完敗で入賞ならず。
前年に完封して勝ったザハリ.ダミヤノフ選手が、その世界大会で優勝したというのは皮肉というほかなかったですね。
ザハリ.ダミヤノフ
やはり偏りがある指導法は選手の潜在力を浮き上がらせないまま終わってしまう可能性が高いのです。
それを万遍なく指導しているのが新極真会なのです。
ゆえに、永続して日本人が世界大会で優勝できているとしか思えないですね。
潜在力が見えた全日本大会のデビューの時から永続して突きの威力を向上させていれば、彼の得意技の変則蹴りを活かすこともできてもっと勝ち上がれたと思われてならないですね。
また自分が館長になったことで、他の人たちが遠慮して的確なアドバイスをしてくれない、ということもあったでしょう。
これまで極真の全日本大会に挑戦して入賞した他流の選手はいずれも、門下生という立場であったために、遠慮なくアドバイスをしてくれてその結果、実力の向上がかなったということは充分に言えるでしょう。
また、高校生から選手を続けているが故の古傷ということも考えれるでしょう。
やはり、そういうものは格闘技の選手にはつきものですが、表立って言わないのがこの世界なのです。
そういったマイナス点を認識して次の大会のチャレンジを目指してもらいたいものです。
今回はこれにて終了します。
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