『古傷はかなり怖い?-その壱』
こんにちは。
新極真会の全日本大会で入来建武選手が3連覇を果たし、日本のエースに昇格しましたが、やはり危惧感があるのも事実です。
やはり、昨年9月におこなわれた世界ウェイト制の準決勝で、古傷の右足の怪我が出てしまいあえなく敗退ということになってしまったからですね。
ああいう古傷というのは、予期せぬ場面で出てくるわけですからかなり厄介です。
かつて32年前に日本のエースになった増田章氏も、91年の世界大会では古傷は出なかったですが、次の年の全日本大会の3回戦において出てしまい、あえなく敗退ということを経験しましたし、その他にいくらでも例はあるのです。
古傷に悩まされる。
その例として田中健太郎氏を挙げましょう。
田中氏は1999年の松井派の世界大会に18歳という史上最年少での出場を果たすのです。
その形跡からすれば、その先はかなり有望視されていたことは間違いないです。
全日本ウェイト制大会でも優勝し、無差別の全日本大会でも優勝しました。
真ん中が田中健太郎氏
その実績があれば、世界大会でも…という期待はだれしも抱くでしょう。
しかし、1回目の世界大会では3回戦で、次の世界大会では5回戦で敗退。
そして3度目の世界大会では、準エースになったことでかなり期待がかけられました。
2007年の世界大会です。
緒戦は何のテーピングもしていなかったですが、2回戦ではちょっとテーピングを、3回戦では厚くテーピングを、4回戦ではさらに厚いテーピングをしていくようになりました。
怪我をしているのだろうことはすぐにわかりました。
迎えた5回戦の前には、田中氏の顔面は蒼白でした。
エースだった内田義晃氏が4回戦で試し割り判定負けを喫し、残っていた日本人は自分と、軽重量級の選手1人だけでしたから、自分の方にズシーンと重い重責がのしかかってきたからですね。
しかし、厚く巻いた手で本領発揮できるはずもなく、2度目の延長に突入。
その延長が終わる前の30秒でも、そんなラッシュはかけられません。
やはり、次も、また次も、そのまた次も自分が勝たないといけないと判断したゆえに、全力を出したら怪我をしている手が壊れると判断し、僅差判定を狙ったのでしょう。
そんな全力ではラッシュはしていなかったのがわかります。
しかし、残念ながら引き分け。
体重に差はなく、試し割りで相手の外国人が優位ということで、相手の勝ちになりました。
この時の、極真の世界大会史上、最悪の日本人の入賞者は1人という事態になってしまったのでした。
次の事態のことについて話したいとは思いますが、今回はこれにて終わりにします、長くなりますので。
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では今回はこれにて失礼いたします。
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