こんにちは。
前回は、今年行われた新極真会の世界ウェイト制大会について考察しましたが、その続きをしたいです。
前から注目されていたリトアニアのエヴェンタス.グザウスカス選手と準決勝で対戦した渡辺優作選手は最初、敢然と手数で押すも中盤以降はボディを突きで効かされて、あえなく敗退してしまいました。
渡辺優作
この部分だけ見ると、やはり「腹筋の強化を…」という意見が出ても不思議ではないですが、それだけでは一面的の誹りを免れないですね。
もちろん、自身の月の威力の強化もそうですが…。
世界ウェイト制という世界中から集まる強豪との対戦ですから、緒戦からきつい試合になるわけです。
一見、あえなく勝った試合でも、選手本人にしかわからない事態が発生しているのがこの世界なのです。
エヴェンタス選手と対戦するまでの試合までに、大きなけがを負っているようには見えなくても、やはり怪我やダメージを負っていた可能性があります。
それを外部には言わないのが、この世界に住む選手の常なのです。
外部に言うことによって、心理的に甘えが生じて、自分の組手ができなくなるからですね。 31年前の極真会館の世界大会において、緑健児(現.新極真会代表)は、3日目の試し割りにおいて右手を怪我してしまうのですね。
緑健児
しかし、テーピングをして師範にはそのことを一切言わず、敢然とトーナメント戦を戦いぬき、見事優勝したのです。
その他、そういったエピソードは、他の選手でも数知れないのです。
指導する立場の人間は、そういったエピソードを知っていなくてはないのはもちろん、そういった経験を自身が充分に積んでこなくてはならないのは言うまでもないことです。
渡辺優作選手は、前の試合で負傷していたかもしれない可能性はあります。
しかし、そういった負傷のことは、言わぬが花なのです。
そういったことを考慮しながら、指導する人は、「自分の弱点や準備不足だったことは往々にしてあるだろうから、次はつなげれるように頑張れ。」といったことを優しく声かけれるようでなければならないでしょう。
それによって、その人が稽古やトレーニングに励めれるようになることは必至のはずです。
そういった知識を総動員して、相手を慮り、そして自身の稽古にも励む、そして怪我を負わないように注意する、こういう姿勢が必要ですね。
もちろん、真剣勝負の際は、興奮していて自分でどこが効かされたかはわかりにくいことはありますから、そこは指摘してあげる配慮は当然必須ですが…。
参考にしてくださいませ。
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今回はこれにて終了します。
ありがとうございました!
※参考ページ
→サプリ摂取のタイミング表
→格闘家やアスリートの1日に必須の栄養素の量
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