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こんにちは。
前回は、極真会館(松井派)のエースになった上田幹雄を破ったことのある小沼隆一の偉業について振り返りました。
小沼隆一
延長2回の接戦の末に、判定勝ちを収めるのですね。
そして結果的に、小沼選手は4位に入賞することになりました。
身長164センチの小柄でここまでやったのですから天晴でしょう。
しかし次の年の全日本大会において途中敗退。
そして、次の年のウェイト制軽量級において惜しくも準優勝になり、世界大会の切符を手に入れるも、世界大会では3回戦負け。
それ以降小沼選手の記録は途絶えています。
体重無差別の大会に出場する選手の宿命として、体重の軽い選手は、更に重くなるように努力しないと負け越しが続いてしまう、というジンクスがあるのですね。
軽い選手と重い選手が対戦し、軽い選手が体重判定で勝ちました。
それで満足しないで、その勝った選手は、負けた相手と同じ体重、同じ身長、同じ実力の選手と再び対戦したら、今度は効かせて一本で勝つ、あるいは技ありを取って勝つ、というような気概で修練に臨まないと次につながらないのですね。
軽い選手が重い選手に体重判定勝ちした。
その両者が再び相まみえ、今度は体重の重い選手が、相手を滅多打ちにして勝ったという例は良くありますし、その体重の重い選手は更に強くなり、実績を積み上げるも、片方は低迷続き、ということも良くあります。
そうならないためには、軽い選手は更に体重が重くなるように努力し続ける。
あるいは攻撃力を更に高める、という努力が必要ですね。
そうでないと重い選手の方がさらに強くなり、手の付けられないように成長する、という例は枚挙にいとまがないのです。
まさに小沼選手と上田選手がその例なのです。
上田幹雄
ですから勝ってそれで終わりでなく、更に体重と攻撃が重くなる努力が必要なのですね軽い人は。
確かに軽い選手が重い選手に体重判定で勝つ、というのは大変なことです。
私もそういう経験がありますが、延長2回で決着がつかず、体重計に乗る瞬間あまりの疲労で倒れるかと思いました(苦笑)
それで私が10キロ以上軽いことで勝つことができましたが、私はこのままでいい、私は体重判定で勝つ実力があったのだからと、誤った思い込みでそれ以上体重をあげる努力を怠ってしまいました。
その相手は更に強くなり、私以上の実績を出し、その相手に負けた人も更に体重と実力をあげて、世界ウェイト制にまで出場することに…(笑)
誤った思い込みがこのような結果になるのですから、その思い込みを捨てるべきだったのでしょうね。 こと小沼選手は、このような誤った思い込みはなかったと思いますが、更に攻撃力をつける、という意識が欠けていたように思いますね。
上田選手と対戦した時は、上段蹴りを一切出さずに勝つことができましたが、それはそれは素晴らしいことでした。
しかし緑健児代表のように小柄であるゆえに上段蹴りを磨いていれば、更に実力アップにつながったと思いますし、2年連続で全日本大会での入賞も夢ではなかった、そんな気がしますね。
そんな例から、ピンと思い当たる節がある人は更なる体重アップ、攻撃力アップを目指しましょう。
体重判定で勝つ、これは大変なことですが、「体重判定で逃げよう!」という気概で稽古していては実力ダウンになりますからご注意を!(笑)
今回はこれにて終了いたします。
ありがとうございました。
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