こんにちは。
これまで空手と宗教についての話をしてきました。
こういったことについては空手人生に非常に大事と思いますので、これからもその続きを書いてきます。
今回は、極真空手の第1回世界大会で優勝した佐藤勝昭氏の自叙伝から読者さんに大事と思うことを書いていきたいと思います。
佐藤氏が第4回全日本大会に出場した時のことが自叙伝にしたためられています。
その時の描写が以下です。
2回戦のことです。
「双方とも、大した動きもなく、1分が過ぎた。
相手があまり仕掛けてこないので私は、攻勢に出ることにした。
左の前蹴りをフェイント気味に出し、すぐにその同じ足を上段に回した。
この左上段蹴りが見事に決まったらしい。
気が付くと相手はマットに倒れていた。
ノックアウトだ。
だが、私は相手をノックアウトしたという手ごたえが全くなかった。
一連の動きの中で左上段蹴りがあり、それがたまたま相手に当たった、という感じだ。
その蹴りも相手倒そうと意識して出したものではない。」
そして、3回戦の描写が以下です。
「試合開始後、30秒くらいだったろうか。
相手が、突っ込んできそうだと思った瞬間、私は右前蹴りのフェイントを出し、思い切ってジャンプして左上段蹴りを出した。
飛び二段回し蹴りだ。
相手は突っ込んできて、私の蹴りは空を切った。
一瞬の交錯があった。
着地してすぐさま相手に向かって構えるとなんと相手はマットの上でのびている。
相手が担架に乗せられ運び去られていく中で、飛び膝蹴りによる一本勝ちというアナウンスがあった。
そういえば、何か左の膝にショックを感じたような気がする。
だが、私としては空振りしたという気持ちがあっただけに、なぜ相手が倒れたのか不思議な気がした。」
ということですね。
この時のことについて佐藤氏は以下のように書いています。
「私における第3回全日本大会の優勝や第4回のこの試合は、まさに自分の身体に神仏が乗り移ったとしか思えないし、今でもそう思っている。
しかし、神や仏が誰の体にも乗り移ってくれるわけではない。
長く、苦しい練習、幾多のスランプ、こういったものに打ち勝ってきたものだけに神仏は目をかけてくれるのだ。
さしたる努力もせず試合の前になって形だけで神仏の加護にあずかろうなどというのは虫が良すぎよう。」
また昭和47年のロサンゼルスオリンピックの新体操で金メダルを取った具志堅幸司選手の、その時の経験談に以下のがあります。
「この世に神様が存在するなら、私の優勝はまさに神様のおかげです。」
「私の身体はまるで自分のものでないような気がした。何かが乗り移っているみたいだった。」
「私の身体に神様が乗り移って演技した。気が付いてみると優勝していた。」
ということですね。
やはりことは空手であれ、新体操であれ、非日常的な行為にほかなりません。
その非日常的な行為は、自ら率先して取り組まないとものになりません。
空手なり新体操なりが、自分には大好きで、寸暇を惜しんで練習して練習して練習していくことによって、空手の神様、新体操の神様が味方に付いてくれて、その人が上手くいくように、その人の実力以上のものを出せるように援助してくれるのですね。
そういう体験談は、佐藤勝昭氏や具志堅幸司氏以外にも多くありますね。
やはり神仏を味方にするためには日々絶え間なる努力が必要ですね。
それと、前にも書きましたが、「勝利の女神」という言葉もあるように、その人智を超えた存在は、女性神の場合が多いようです。
ですからその女神に好かれるためには、練習に取り組むだけでなく、身体や部屋をいつも綺麗にしていかなくては駄目ですね。
汚い身体や部屋の人を女性は嫌います。
いくら練習しても勝てない人を観察すると、やはり不潔にしている人、部屋が汚いという人は多いですね。
そして、心に怒りを抱えている人もいくら練習しても勝てません。
怒りを抱えている人は、悪霊がその心を感知してその人が上手くいかないように邪魔をするのです。
そのことについては以下のページに書いたので、参考にしてください。
↓
http://rattroll.blog110.fc2.com/blog-entry-154.html
そして、女性を自分の恋相手にしたい場合は、とことんまで自分のことを好きという人に女性は惹かれるのです。
ルックスがいいからということで、「この女をものにしたら、見栄えが良くなるだろう!」という思いでアプローチしても相手の女性は全然嬉しくないですから、注意しましょう。
それと同様に、空手を見栄えでやっても、神仏は味方してくれませんから注意が必要です。
ほんとに空手が好きかどうかを自問自答しましょう。
見栄えでやっているなら辞めたほうがいいでしょう。
今回は以上です。
どうかあなたの空手人生に参考にしてくださいませ!
しかし、嫌いで空手をしている人に提案です。
空手を好きになるか、嫌いになるかは、受けてきた情報によって違ってくる場合もあるのです。
私は、嫌いで嫌いで仕方なかった時期がありましたが、ある情報を得て好きになった経緯があります。
第6回世界大会(松井派)で優勝した八巻建志も、「早く空手を辞めるにはどうすればいいか?」と自問自答していた時期があったようです。
嫌いだけども、何か煮え切らないような、未練が残るような気がしているなら以下の冊子を参考にしていただけたらと思います。
発売から6年たってますがいまだに売れています。
↓
http://karate-rush.info/index.html
では今回はこれにて終了します。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
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