極真空手ウェイ.ブログ

フルコンタクト空手を通じて人間的に成長したいという人のためのブログです。

城西支部のトレーニングを取り入れる際の注意点!

 

こんにちは。 

 

●さて今回は、前回の続きとして、極真会館城西支部について講義してまいります。 

 

城西支部は、支部長である山田雅稔師範が編み出した「試合クラス」の創設によって、選手の底上げが大きくなされ、非常にテクニカルな組手をする人間が続出し、他の支部を牽引することになりました。 

 

その結果、4人の全日本チャンピオンまで輩出したのです。

 

 

 

これは前代未聞でした。

 

 

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     城西支部

 

 

 

そのテクニカルさだけを目指して、うわべだけのテクニックだけを身に着けてもだめだということを前回お話ししました。 

 

その、雑誌に取り上げられた選手のテクニックが試合場において有効に作用したのは、ひとえにその選手が、 

 

基本、移動、型、ミット、スタミナ、アスリート、ウェイト、部位鍛錬…etc 

 

を、毎日何時間もこなしてきたからこそ出来たのであった、決してテクニックだけで強くなったのではないということはきちんと覚えておいてほしいです。

 

 世の常として、社会が便利になると、どうしても簡単に手っ取り早く物事を成就しようとする人が多数出てきてしまうのは致し方ないことですね。 

 

しかし、このメルマガを読んでいるあなたは、そうならないようにしてほしいものです。 

 

物事を簡単に成就しようとする人は、城西支部に入門してもおそらく「試合クラス」ばかりに出て、手っ取り早く強くなろうとするでしょう。

 

 それには警鐘を発しておきたいです。

 

 

「試合クラス」創設の理念は、 

 

「基本稽古や移動稽古では習得できないテクや感覚を身に着けること」 

 

であったのです。 

 

決して、基本稽古や移動稽古をおろそかにしていいのではないのです。 

 

前回出した、増田章黒澤浩樹の両者とも、共通するのは、試合のセンスがいいということのみならず、構えが決まっている、ということです。

 

 

腰の落ち加減が最高で、審判の「構えて!」で構えた時の構えが非常にいいバランスで、それだけで、「強そう!」と思われるのです。 

 

のみならず、攻撃しているときものめりになったりしないし、足が立ったりして腰が上下したりしないのです。 

 

のみならず、相手が攻撃してきても、腰が浮かされて吹っ飛ばされることがなく、すぐに反撃に乗じています。

 

 

●こうしたことは、なぜ可能か? 

 

「移動稽古や型の稽古をみっちりとやったから」 

 

 

にほかなりません。

 

 

 

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こういった腰の安定は、何百何千とやって身に付くものです。

 

 

「試合中腰が浮かないように注意しよう!」などと心に念じるだけでは出来た話ではないのです() 

 

これまでに城西支部のみならず、その前には城南支部の稽古法を講義した際に、 

 

 

緑健児

 

八巻建志

 

川原奈穂樹

 

数見肇

 

高久昌義

 

 

 

といった選手たちを引き合いに出して、彼らが基本や移動をみっちりとやってきたからこそ強くなっていったということを話しました。

 

 

 

試合用のトレーニングだけでは決して試合に強くはなれないのです。

 

 

 

そのことを強調したいと思います。

 

 

 

その増田、黒澤両氏のような爆発的な強さを誇る選手が最近あまり出てきていないのは、基本や移動をおろそかにして、試合クラスばかりに出て強くなろうとする選手が多いから、ということがいえそうです。 

 

 

それはまるで、空手着を着たキックボクサーのような感じで…。

 

 

 

そういった選手は、試合に出るとどうしても腰の安定が悪いのです。

 

 

 

腰の安定が悪いと、自分の攻撃が最大限相手に乗らないし、相手の攻撃を吸収することなく吹っ飛ばされてしまいます。

 

 

 

 

 

●これまで、城南と城西の強い選手について講義されてわかったとは思いますが、強くなるためには、

 

 

 

『基本、移動、型をおろそかにしない』

 

 

 

このことが大事である、ということが分かったと思います。

 

 

 

試合に勝ちたいばかりに、うわべのテクニックを真っ先に身に着けたくなる衝動はわかりますし、私もそういうことを経験してきましたが、それだけでなく、上記の3つをみっちりやることを頭に入れておいてほしいと思います。

 

 

 

強い選手と同じトレーニングメニューをこなすことも当然重要ですが、その稽古の心がけ、モチベーションの維持方法なども真似するほうがまた大事であると思います。

 

 

 

●トレーニングメニューとそれらも盛り込みましたので、どうぞ興味ある方は買って読んでみてくださいませ。

 

 

 

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今回はこれにて終了いたします。

 

 

 

失礼いたします。