また今回も松井派の世界大会関連でロシアについて話していきましょう。
今回、日本人選手が多くロシア人選手に敗れてしまいましたが、やはり試合の様相が全日本大会とは違うのですね。
敗れてしまった高橋祐汰にしろ、安島喬平にしろ、鎌田翔平にしろ突きを効かされてずるずると劣勢に追い込まれることになってしまったのです。
こういうシーンは全日本大会においては3者とも見たことはありませんね。
いや鎌田選手にはありました。
鎌田翔平
3年前の全日本大会で、キリルコチュネフと対戦して、初めは相手の足を効かせて倒す場面がありましたが、それでも相手はめげずに、どんどんと小さな突き(直突き、下突き、フック)を出していくと鎌田選手はボディが効いてしまい、あえなく判定負け、ということになってしまいました。
その場面と一緒に今回の世界大会もなってしまいましたね、非常に残念でしたが。
その鎌田選手の先輩である森善十郎選手も今回の世界大会に出場しましたが、やはり様相が全日本大会とは違いました。
森善十郎
森選手の技は強烈ですから、相手もそんなに容易に間合いに入ることはできませんでした。
森選手が負けた試合以外は、すべて森選手の間合いで試合を運ぶことができました。
ですから、相手がラッシュしてきて胸をおこされるなんていうシーンは全日本では見たことがありませんでしたが、今回の世界大会では緒戦からありました。
前回の世界大会で負けたロシアの選手と今回の世界大会でもあたり、見事これを制するのですが、それでも相手は容易に森選手の間合いに入って突きを連打してきました。
危うくそれでペースを握られそうになることもありましたが、なんとか振り切って勝てました。
このように危うげなシーンは全日本では見ないけれども、対ロシア戦では往々にしてある。
やはりロシアは要注意にしなければならないですね。
前回にも書いたように、ロシアの選手は、その突きを空手で有利に持ち込む訓練をしているのです。
その突きがあって初めて蹴り技が活きるのですね。
だから自信満々になって容易に相手の間合いに入って攻撃を繰り出し、自分に有利に試合を運ぶことができるのです。
それをしないで、違うトレーニングをする。
それで汗をかき、息をあげ、身体に疲労感がくる。
「自分は鍛錬をした」という充実感がわく。
それでは、 「自覚レベルでは一緒でも、負荷そのもののレベルは全然違う」 のです。
ですからそこを見直して、ロシア人選手の鍛錬法を謙虚に取り入れて修行する。
そんな姿勢が大事だと思いますね。
前回に書いたのは、 「小指と薬指の2本だけで懸垂を1回でもいいからできるようになる訓練」 これが大事だということです。
故大山倍達総裁は、これができれば「一発で相手が死ぬ!」とまでおっしゃってました。
それについての詳細を書いたのが以下の冊子です。
興味ある方はお勧めします。
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では今回はこれにて失礼いたします。
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