こんにちは。
さて今回は、前回の続きとして、城南支部の強さの理由として、基本稽古、移動稽古、型の徹底ということを話しました。
こういった稽古は、空手に必要な体力の土台をつくるもので、こういった稽古をないがしろにしては、絶対に強くはなれない、ということを強調しました。
前屈立ちのように、わざと後ろに足をピンと伸ばして、その状態から頭の高さを一切変えないで、上下させないで前に進みながら、技(突き、蹴り)を出す。
こういった稽古を何百、何千と繰り返すことによって、強靭な足腰をつくる事が出来るのです。
こういった稽古をないがしろにして、うわべのテクニックをいくら身につけても試合ではほとんど役に立たない、ということが城南支部の支部長の廣重毅師範のモラルであったようです。 蹴りを出すときや突きを出す時に足がピンと立っていては、強烈な技にはなりえません。
移動稽古の時のようにまではいかなくとも、足をまげて、重心が下にさがっていなくてはいけません。
また、相手が全力でかかってきた時に、相手の重圧に押されて自分の重心が上がったり、後ろに押されてしまってもいけません。
そうならないための稽古が、移動稽古なのです。
全日本大会や世界大会のビデオを見ていても、技を出す時に重心が上がったり、相手の重圧に押されたりして下がってしまう日本人選手が少なからずいます。
それでは、有効な技を出すことも出来なければ、試合を自分に有効にすすめる事も出来ません。 こういった人は移動稽古の不足からくるのです。
しかし、 「極真の不動明王」と言われた数見肇(現空手道数見道場館長)の試合を見ていると、そういった場面は全くありません。
どんな場面でも、腰が落とせているので強烈な技を出せているし、相手がラッシュしてきても、重心がぶれたりすることも、後退させられる場面もありません。
彼の、どんな場面でも心が動かないことからして、「極真の不動明王」と名付けられてのだと思いますが、それだけでなくどんな時でも彼は腰の高さも不動なのです。
であるからして、あの強烈な技を出すことが出来ていたのです。
これは、城南支部の基本、移動、型の徹底という理念の下での稽古が彼をああにまで強靭にさせたのです。
●以下は彼が、100人組手をした時の写真ですが、何十人もの人間との組手をした後であるにもかかわらず、彼の状態は、横や前にぶれることなく、腰の高さも移動稽古の時と同じです。
逆に、掛り手の方が体力的に有利なはずなのに数見選手に押されています。
左手が数見選手です。 どうぞご閲覧を!
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本当に空手で強くなりたかったら、基本、移動、型の稽古をおろそかにしては絶対にいけない、ということがわかったと思います。
そのことを参考にして、これからのあなたの稽古に役立ててくださいませ。
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今回はこれにて終了いたします。
ここまでのご精読に感謝いたします。