隻眼者の声を回顧する!
前回は、城南支部に学ぶ自主トレの重要性について強調しましたが、今回もその関連で話しをしていきたいと思います。
自主トレは、稽古の後に、自分の弱点を矯正する目的でするのがベスト、ということを話しました。
自主トレだけでは意味がない、ということですね。
しかし、城南支部の基本は、なんといっても基本稽古、移動稽古、そして型にあるのです。
これをみっちりやってもらうのが、基本理念であるようです。
しかし、これほどこんにちに、大会の試合がたくさんあり、試合用のトレーニングの必要性が叫ばれているのに、これだけでは足りないのではないか?という疑問が誰にでもわくと思います。
私もそうですし、知り合いのプロボクサーや他流派の黒帯の人も言っていました。
しかし、そうではない、というのが城南支部の支部長である廣重毅師範の理念であり、モラルであったようです。
廣重毅師範(元極真館副館長)
確かに、テクは必要ではあるけれども、基本や移動、型で培われる空手に必要な動きや体力を身につけなくては何にもならない、というのです。
基本の動きや軌跡、移動や移動で培う体力がなくては、いくらテクを身につけても意味がない。
正拳突きがまともにできない人間が、ワンツーを身につけてもさまにならないし、移動稽古をないがしろにした人間は、組み手時に正確で強力な技を出すことは出来ない、ということですね。
●移動稽古で、前屈立ちという足を思い切り後ろに引いた姿勢になりますが、その状態から頭の高さを一切上下させないで前に進み技(突きや蹴り)を繰り出す、その動きを何百、何千と繰り返すことによって空手に必要な強靭な足腰を鍛える事が出来ます。
その通りですね。
オーソドックスな試合の構えからの攻撃の練習ばかりしていては、いざ相手が攻撃してきたときは、圧力に押されて後退してしまいますし、自分の攻撃も弱いものになってしまいます。
前屈立ちというわざと身体的にキツイ状態を作った状態からの技だしの訓練を数えきれないほど繰り返すことによって、相手の攻撃に押されない、自分の有効な攻撃技を出す事が出来るのですね。
そういった空手にどうしても必要な体力が備わっていない人が、先に書いたようにワンツーやその他コンビネーションやステップやカウンターの練習をいくら積んでも無駄だし、ビッグミットトレーニングをおこなっても意味がない、いうことのようです。
●非常に示唆に富んだ話しであると思います。
空手とは、相手に有効な突きや蹴りを放つ格闘技です。
うわべのテクにばかり奔走している人は、相手が全力でかかってきたときに有効な技を出せていないパターンが多いのです。
明らかに基本や移動、型の稽古の不足です。
試合に勝てている人は概してこういった稽古をきちんとこなしているのです。
試合に勝てないで悩んでいる人は、一度こういった稽古の見直しをしてみる事をおススメします。
参考にしてくださいませ。
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今回はこれにて終了いたします。