こんにちは。
今回もオカルトチックな話をして、空手人生における精神的な部分の矯正をしていきたいと思います。
時はさかのぼること95年の3月20日になります。
この日は、日本全国を震撼させたある事件が起きます。
そう地下鉄サリン事件です!
日比谷、丸の内、千代田線内の霞が関駅で、宗教団体オウム真理教の信者たちによるサリンガスがまかれ13人の人が亡くなるというおぞましい事件が起きたのです。
その首謀者であるその宗教団体の教祖である麻原彰晃がその2カ月後に逮捕されるのです。
のちに裁判で、この教団の事件に関わった幹部たちの多くが死刑判決を受けて、もちろん宗教団体も解散です。
この事件が起きて、私は興味がわいて調べていったのですが、この宗教団体はこれまでの宗教団体とは違って、自分の中にある能力を呼び覚まして、その力をひけらかすことにあったようですね。
胡坐をかいてその姿勢から足を上下に振ってピョンピョン飛んで空中浮揚ができるようになるとか、水中にもぐって息を止めて魚のように長く水中にいれることができるようになるとかいったことを修行にしていたようですね。
しかしそんな能力を持ったところでどんなメリットがあるのかと不思議ですね(笑)
第二次大戦後は、日本の領土がめちゃくちゃになってしまい、そこから復興するために、国民にはいろんな努力が要されました。
そういった逆境に負けないために、人の魂を鼓舞するような励ましを送るような宗教とはオウム真理教は違っていたようですね。
特殊な能力を得ることによって自尊心を得る…こんな感じでした。
しかし、その根元は何だったのかといいますと、やはり虚栄心でしょう。
しかし何故、虚栄心を持とうとする人がいるのか不思議ですね?
この教祖であった麻原彰晃は、チベットに仏教を学びに修行に行ったのだそうです。
その地でよく言っていたのは、彼は「日本人が嫌いだ」ということだそうです。
しかし,何故日本人が嫌いだったのでしょうか?
考えれるのは、ただ1つ。
彼を相手してくれる人がいなかったからでしょう。
それは当然だといえましょう。
あの長髪に、長い髭…あんないでたちでは誰もいぶがしがり、気持ち悪くなって、彼が話しかけても、シカトしたか、相手してもちょっと話すだけで逃げ出していたのでしょう。
そういうことが何十回、何百回と続いていれば当然、対人恐怖症になるのもうなずけます。
それのみか、他の日本人に対して敵愾心を募らせていったことも間違いないでしょう。
前に書きましたが、人間は2通りのタイプがあって、
「人と心の交流をはかってやまない人」
「人の心に無関心な人」
この2タイプに分かれるのです。
前者のタイプの人で、なかなか友人ができない人は、やはり悩んでいますね。
しかし後者のタイプの人は、友人がいようがいまいが関係ないですし、とがめている感じはまるでないのです。
私が思うに麻原は前者のタイプだったのだと思います。
友人を作ろうと努力するも努力するも報われない。
それがいつしか、周りの人間に対する敵愾心に変わり、さらに社会に対する敵愾心に変わっていったのでしょう。
それで世間を見返してやろうと、自分にはこういう特殊な能力があるんだぞ、ということで神秘性を帯びた宗教にのめりこんで、そういう能力を身に着けようとした。
麻原は、以下のような写真を作って信者や世間に向かって公表していたようです。
↓
しかし、こんな能力など麻原にあるはずもないですし、こんな写真を作ろうとすればいつでも作れるのです(苦笑)
世間に対する敵愾心から、こういう能力があるというアピールをして優越感に浸ろうとしたんですね。
そういうことに魅力を感じて入っていって信者になった人があれほどいた、ということは当時の日本にも、多く人や世間とうまくやっていけない人がいたということですね。
しかし、胡坐をかいてその姿勢から足を上下に振ってピョンピョン飛んで空中浮揚をできるようにするとか、水中にもぐって息を止めて魚のように長く水中にいれる修行をしていくうちに、麻原は、幻覚を見たり、鬱の状態になるようなことが多くなったようです。
それは当然でしょう!
そういうことをするうちに、これまで書いたことですが、それと同じような波長の動物霊や低級霊が彼をのっとり、悩ましていったのです。
こういうことは大川隆法氏や霊能者が指摘していることです。
それは麻原のみならず、多くの信者が経験していたことです。
オウムに入る前は、非常に明るく幸せそうな顔をしていたのに、オウムに入った後は、非常に暗く鬱な顔に変化してしまった人の経験談とビフォアアフターの写真が多く出ていましたね。
はやり奇行を重ねると、どうしてもそういうものにとりつかれてしまうのですね。
オウムのみならず、ホラー映画に出演することが決まった某女優が、リハーサルのために、ポルターガイストにとりつかれたときの状態の練習を多くしていたら、幻覚を見たり霊を見たりするようになった、という経験談があります。
ですから奇行はやめなくてはいけないでしょう!
自分をいぶがしがることから、麻原は世間に対する敵愾心を募らせ宗教法人を作り、さらにオウム真理教から選挙にも多くの候補者を出したにもかかわらず全員落選。
これでさらに敵愾心を募らせ、日本の転覆を企てたといいます。
それで、あのサリン事件です。
酒鬼薔薇の事件にしろ、このサリン事件にしろ、単なる精神異常者による犯行では済まないでしょう!
やはり悪霊などのものすごい力が加わって初めてできることでしょう。
そういう世間に対する敵愾心がものすごく強くなり、そこに悪霊や低級霊が集まって悪さをするものすごい力になった、ということではないでしょうか?
もしも、麻原がきちんとしたいでたちで、普通の人間関係を築ける人であったならば、宗教法人も作られることもなく、あの事件もなかったことは間違いないでしょう。
先に書いたように、麻原は「人との心の交流を重んじるタイプ」だったのですが、あのような髭にいでたちをしていたので、世間から気持ち悪がられ、避けられ、シカトされていったのでしょう。
それがもとで敵愾心を募りに募らせ、あのような奇行に走らせ、動物霊や低級霊に取りつかれて反社会的な行動を平気でするようになったのだといえましょう。
普通の格好をして、普通に挨拶をして、普通に礼儀をしていれば、普通に友人はできるものなのです。
しかし、そういったことができていないとやはり友人はできないものです。
普通に友人ができていれば、人間というのはそれだけで満足し、変な能力を身に着けようとはしないものです。
人と心の交流をしたいと思っているが友人ができない人(空手やっている人でそういう人はほとんどいないと思いますが)に提言です。
そういう人は、変な格好をしたり、挨拶ができていなかったり、礼儀ができていなかったり、というのがほとんどです。
これらをすべて改善すれば友人はすぐにできることは間違いありません。
残念ながら麻原には、そういうアドバイスをしてくれる真の友人がいなかった。
「世間は冷たいもの」と自分だけの経験で決めつけて、敵愾心を募らせあのような行動に出た、としか言いようがありません。
もし、あなたがあのような宗教団体が二度とできないことを祈るならば、近くの人で、そういう奇行をしたり、変ないでたちをしたり、挨拶や礼儀ができていなかったら、すぐに注意をしてあげることですね。
あのような宗教団体を批判するだけでは事は運ばないのです。
こういう温かい心の向け合いの積み重ねで良き社会とは作れるものなのです。
受け返しやスパーリングをするときに、「押忍!お願いします!」というでしょう?
あの精神は、「相手がいるから、相手が練習台になってくれるから自分が向上できる」ということなのです。
また、K-1で最多優勝を誇ったアーネストホーストは、96年のK-1グランプリで優勝した時に、
「これからは全員、自分を倒すためにやってくる。逆にそれが自分がタフになれるし楽しいんだよ!」
というコメントを残しています。
アーネストホースト
ことは格闘技だけでなく、社会生活でも同様です。
いろんな人がいるから自分が生活できる。
電気を使う、水を飲む、食品を食べる、電車やバスを使う、その他いろんなものを使う…etcこれらは、それぞれに従事する人がいるからこそできるのです。
それらの人に感謝しつつ、病理や問題点が出そうになったらそれを止める、よくなるように軌道修正する。
それが市民たるものの役目ではないでしょうか?
そういう奇行に走っても、麻原を止める友人がいなかった…これが悲劇だったのですね。
そうならないためには、国民1人1人が他人であろうがなかろうが奇行に走っている人がいたら止めるようにしましょう。
また、間違っても胡坐をかいてその姿勢から足を上下に振ってピョンピョン飛ぶなどということはしないようにしましょう!(笑)
そんなことをしたら、低級霊などが…ということになってしまいますからね(笑)。
そんなことよりも、空手家にしてほしいのは、型の稽古ですね。
第6回世界大会(松井派)で優勝した八巻建志が曰く、 「型の稽古は家の基礎工事のようなものといって良い。これを手抜きにしては腰がビシッと決まらず、安定感のある強さは得られない。」 ということです。
八巻建志
しかも、大山総裁が曰くに、「太極1だけでも3000回やれ!」ということです。
太極から平安、臥竜、砕波、征遠鎮…etcそれぞれ裏もありますから、それを全部3000回やれとということは、気の遠くなるほどの回数が必要ですね。
しかし、型は重要なもので、空手に必要な動き、体力、センスを培うことが出来るのは明白です。
それによって、空手における運を身に着けることもできることは間違いありません。
型の稽古をして、低級霊や悪霊が…なんてことはないですからお間違えなく!(笑)
今回はこれにて失礼いたします。
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それが運をつけるのに非常に大事なことなのです。
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ここまでの精読に感謝します。
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