城南支部の稽古方法の考察

みなさん、こんにちは。 

前回は城西支部増田章黒澤浩樹の両氏は試合クラスのみならず、基本と移動と型をみっちりやったからこそ強くなったということをお話ししました。

 

現今の便利社会の弊害で、手っ取り早く強くなろうとして、基本稽古や移動稽古や型の稽古ばかりである「一般クラス」の出席をほとんど、あるいはまったくしないで、試合クラスばかりに出ていては強くなれないという警鐘をこれまでに鳴らしてきました。

 

「試合クラス」のみならず、 「一般クラス」(城南支部では「合同稽古」)への出席も重要である、ということをここで確認しておきたいと思います。

 

松井章圭(現在極真会館松井派館長)第4回世界大会優勝し、その時、増田章、黒澤浩樹両氏も入賞しましたが、城南支部からは1人も入賞者を出すことができませんでした。

 

●しかし、その次の年に転機が訪れました。

 

その年に城南支部出身の八巻建志全日本大会で3位に入賞しました。 

 

そしてまた次の年には、八巻建志優勝しました。

 

 

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ここへきて、ようやく城南支部の活躍が目につくようになったのです。

 

そして、そのまた次の年には、復活した緑健児準優勝し、また城南支部岩崎達也3位に入賞、そして八巻建志8位に入賞しました。

 

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この年には城西支部出身の増田章が念願の初優勝を成し遂げたとはいえ、こうなっては、城西支部は精神的にも窮地に立たされたことは間違いないでしょう。 

 

●ここで確認しておきたいのは、城南支部の稽古方法です。

 

前にも書きましたが、城南支部「合同稽古」では、基本と移動と型しか教えません。 

 

ビッグミット打ちからコンビネーションの打ち込み、受け返しやスパーリングという試合向けの「朝練」は一般の道場生は、参加できません。

 

支部長である廣重毅師範が許可を与えた人間しか参加できませんでした。

 

第16回全日本大会(84年)以降の城西支部の選手のものすごい台頭ぶりを見て、だれもがその練習方法に注目しましたが、城西支部「試合クラス」廣重毅師範は、城南支部に導入しなかったといいます。

 

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基本や移動、型をろくすっぽできないうちに、「試合クラス」のようなことを道場生に施しては、まともに強くはなれない!という信念が廣重師範にはあったようです。 

 

それよりも、

 

「とことんまで基本をやってもらう」 

 

それが師範に揺るがない信念であったようです。

 

●しかし、試合用の構えから、技を繰り出し、相手の技を受けたり躱したりして返す、というのは、基本や移動以外の練習をして、培わなくてはモノにはなりません。

 

ではどうするべきか?

 

それは、稽古後自主トレをとことんまでやって身に着けるしかありません。 

 

そうやって自主的に身に着けて強くなっていった(試合で上位に上がれた)人間にだけ、許可を与えて城南支部の名物である「朝練」に参加させ、エリート教育を施し強くならせる。 

 

これは、成就までにかなりの時間がかかりましたが、緑健児、八巻建志、岩崎達也数見肇といった強豪の台頭によってようやくその稽古の方法論の正しさが証明されたように思います。 

 

そこで思うのは、そんなに固く考えなくても…と誰もが思うのではないでしょうか? 

 

確かに、空手に限らず、基本は大切です。

 

これを怠って応用だけを身に着けようと思っても、上手くいくはずはありません。 

 

しかし、完璧に基本をこなさないで前に進んでも、のちに基本を矯正することによって、上手くいくパターンもあるはずではないでしょうか?

 

基本がそれほどできていなくとも、応用のテクニックをちょっと身につけさせてスパーリングで試したら、上手くいき、それ以降は組手の時間が楽しくなった、そんな経験は誰しもあるはずです。

 

ですから、基本を完璧にしてから応用…これでは固すぎではないか、そう思う人が出ても何の不思議もありませんし、それが普通でしょう。 

 

応用から上手くできるようになるパターンもあるのです。

 

●また自分にとっての有効技は何か?

 

どんなタイミングでどう出せばいいのか? 

 

自分はべた足でいいのか?

 

あるいはフットワークを使うことによって上手くいくのか?

 

こういうことは、多くのスパーリングをこなすことによってしかわかりえません。 

 

私が城南支部に出稽古に行ったときに、そこでおこなわれていたスパーリングは1時間半の合同稽古内でたったの5分でした。 

 

たったの5分です!() 

 

それではこういったことはわかりようがないですね。

 

私の知り合いの他流派の空手家やプロボクサーにこのことをしゃべって、彼らが反応したのは、 

 

「それでは重量級の人間しか有利でない」

 

「素質のあるやつやカンのいいやつしか勝ち上がれない」

 

と口々に言ってました。

 

私も同感でした。 

 

これは、極真空手の前身である「大山道場」時代の名残りで、当時のあれこれ教えない、という伝統廣重師範が受けついだ、ということです。 

 

本当に強くなりたかったらあれこれ自分で工夫して試行錯誤してモノにしていく、それができないやつは本当には強くなれない、という信念を大山総裁は持っていたのでしょう。 

 

ですから、大山総裁は生前はよく、工夫をすることの大切さをよく説いておられました。

 

その通りです。

 

1から100まで指導員が教えてくれるのをじっと待っている人間で強くなれた人間はいません。 

 

ですから、あなたも稽古以外にもどんどんと工夫をこなして、どん欲に学んで実力アップをはかっていきましょう! 

 

今回はこれにて終了いたします。 

 

●当ブログおすすめの空手情報商材は以下です。

 

城南支部出身数見肇(全日本大会5度優勝!)が語った、 「この情報があったからこそ私は空手における大事な芯を身に着けることができた」と仰っていた情報を盛り込んでおります。

 

その情報とは何か?

 

読んでいただくことをお勧めします!

 

数見肇館長のコメントも収録です。

  ↓

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ではこれにて失礼いたします。