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こんにちは。
これまで勝ち上がりのセオリーとして、下段をわざと打たせるかどうかの是非を論じました。
自分の撃たれ強さに自信が持てるくらい強靭にしてきたのならば、脛受けや躱しを強要することはないということです。
新極真会の世界大会で優勝した島本雄二選手は決勝舞台でさえもわざと下段を打たせて、カウンターの突きを出して、そこから勝機を見出して勝ったのですから、そういうセオリーもあるということで、そこは本人の意思に任せるべきでしょう。
今回は勝ち上がりのセオリーとして重要なことを話したいと思います。
上段がいろんなバリエーションで蹴れる、ということが大事ということです。
八巻建志、フランシスコ.フィリォ、木山仁、塚本徳臣といった人たちは極真空手の世界大会で優勝した選手ですが、いずれもガードが低いということです。
普通、稽古ではガードをこめかみのあたりにまで上げることを指導されますが、この人たちは、ガードが顎のあたりなのです。
塚本徳臣
なぜ、ガードが低かったのでしょうか?
考えてください。
考えてください。
考えてください(笑)。
彼らがひねくれ者だったから…違います!(笑)
それは、自分の上段蹴りに自信があり、そのことで相手が上段蹴りを出すことに意識が行ってないようになったから、ガードが低くても自分の組手ができた、ということです。
そのことを稽古中や試合中に発見したのでしょう。
ゆえに、ガードが低かったのです。
ガードが低くいていいメリットは大いにあります。
やはり突きが容易に出せるということです。
基本稽古の突きは、脇の下から出します。
それは、そうすることで最大の強さとスピードで出せるからですね。
そういう稽古をするために、脇から出させているのです。
ガードが低くていいということは、脇から近い距離から出せるということで強い突きを出せるということにもなります。
そういうメリットがあるのです。
そして、相手が自分の上段蹴りを警戒しているという時には、相手が素早く自分の間合いに来ないので、いい間合いが取れるし、相手はあまり攻撃を仕掛けてこないということです。
よって上段蹴りがうまく蹴れるということは、自分に流れを回すために重要なのです。
これは空手が楽しくなる方法論として覚えておいていいことでしょう。
そのことでピンときた人には、すぐに自主トレで上段蹴りの練習をしてもらいたいです。
では、蹴る本数は?
100本でも200本でも500本でもいいです。
できる限りやりましょう。
確かに合同稽古が終わった時には、半分以上の人が帰ってしまいます。
自分の息も上がっているし、汗もかいて、疲労感もある。
なら帰ってしまおう、と考えるのは自然でしょうが、そこは奮起して自主トレで蹴りこみをすることをお勧めします。
これまでの経験から、蹴りをヒットするには蹴りこみだけでなく、突きも上達させなくてはいけない。
そして、突きの打ち込みもする。
その突きの威力を増すために、懸垂や拳立てもする。
また、いくら上段が蹴れてもスタミナがなくては試合では使えない。
ということでスタミナのトレーニングもする。
相手にダメージを負わせるためには、脛を堅くしなければならない。
それで、砂袋を蹴る。
このように1つの発見から、やることだらけになる。
しかし、そのことで組手がうまくいくようになり、充実した空手ライフが送れる、という好循環を誰にも築いていってもらいたい、と私は切に願っているのです。
そのためのこのブログなのです。
参考にしてくださいませ。
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今回はこれにて終了します。
ありがとうございました。