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こんにちは。
前回において、必要は発明の母であり、下段蹴りの受けの練習を欠かせていたがゆえに、試合で効かされてあえなく敗退、という経験もその部分の鍛錬をするモチベーションにつながるので大事,ということを話しました。
試合において、勝ちあがるためにはダメージを少なくしていかなくてはならない。
ゆえに、受けの練習は大事、ということで受けや躱しの練習ばかり指導する、というのは私は反対ですね。
試合の大会が盛んな昨今においては、一見、それが王道のようには思いたくなるのはわかりますがちょっと距離を置いて状態を俯瞰してみましょう。
受けや躱しばかりに意識のバイアスを傾ける。
そのことで、打たれ強くなる鍛錬が怠りがちになりますし、攻撃力を上げることにも意識がいかなくなる、ということは明白でしょう。
極真会館(松井派)では、そのようなきれいな組手ばかりさすことにバイアスをかけて雑誌でも解説を多くしていますから、それを読んでいる人はそれがあたかも王道であるかのような錯覚を起こしがちです。
それは館長である松井章圭氏の価値観が、悪い意味で出すぎているのです。
ゆえに、そういったきれいな組手にすることばかり解説している機関誌ばかりを毎回毎回読み続けていれば、きれいな組手をすることが最優先と読んだ人は思ってしまい、そのように行動する。
そして、その人に指導された人たちの多くも、そのような意識で稽古に励む。
しかし、そのような意識が最優先では、組手がうまくはいかないのです。
そのような状態でも、それが王道と思った人は、疑問を呈しないでそのまま後輩に同じような指導を施す。
そして組手がうまくいかない人を大量生産してしまうのです。
空手では、まず、攻撃力を上げることが大事なのです。
それが抑止力になり、相手にフルパワーで攻撃を出させないことにつながるのです。
攻撃力の高い人に、フルパワーでは踏み込めません。
その相手の間合いに入ったら、自分がダメージを負ってしまう、と本能的に思うからですね。
ゆえに攻撃力を上げることは大事なのです。
そして打たれ強くなるための身体の訓練は欠かせません。
いくら受けや躱しの練習を重ねても、試合では絶対にもらってしまうのですし、奇想天外な技がいきなり出てきて、それを受けれずにやむなくもらってしまう場面にも当然直面するのは必然です。
その事態に直面したらどうするのですかと問いたいです。
その事態に直面してもいいように、やはり打たれ強くなる訓練は必須なのです。
腹筋や背筋、そしてスクワットが基本ですね。
前回に、新極真会の全日本大会や世界大会でもともに3位になった谷川光氏を紹介しましたが、彼は稽古指導前に、1000回以上ものヒンズースクワットをこなしていたことを紹介しました。
また新極真会の代表を務める緑健児氏は、毎日ジャンピングスクワットを100回×2セットを日課にして、週1回は100回×10セットを課していたようです。
その時のインターバルは1分だったようです。
そんな大事なんだと思った人は、即刻今日からする必要があるでしょう。
しかしできる回数からしていくのです。
いきなり100回×10セットなどできるものではないですから、できる回数をこなし、次の日は今日以上と決めてそれ以上の回数をこなすことが大事なのです。
ウェイトトレーニング同様、記録をきちんとつけていき、昨日付けた記録を見て、今日はそれ以上の回数、ウェイトだったら重量を挙げるという知的な生産が大事なのです。
こういった打たれ強さや攻撃力の向上なくして、受けや躱しの練習にばかり意識をしていては、本末転倒で盤石の組手をこなすことはできないのは明白です。
こういうスタンスが王道と思うのですがどうでしょうか?
参考にしてくださいませ。
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今回はこれにて終了します。
ありがとうございました。