こんにちは。
前に、いくら練習を重ねても、3分間ラッシュをして心拍数を全くあげないでいられる人などできはしない、ということを話しました。
やはり人間がいくら体を改造をしても、そんなおとぎ話めいた事など不可能であるということです。
人間はいつまでたっても人間ということですね。
ではどのようにすればいいか、ということですが、レベルを上げることでしかないでしょう。
心拍数が多いからすくなくする。
破壊力が小さかったら大きくする。
その度合を、小さいものから大きいものへレベルを上げることでしかないのです。
5発叩いて相手が倒れていたのが、3発で倒れるように破壊力を上げる、ということです。
もちろん相手も鍛錬を重ねているのですから、1発で倒れるようにはなかなかいかないでしょう。
然し、相手が1発で倒れるように日々鍛錬していくことは大事です。
決して完璧にはいかないけれども完璧を目指す。
然し、すれどもすれども完璧にはならない。
それでいいでしょう。
私の知り合いで、中国拳法の師範をしている人がいますが、その人曰く、「中国拳法ときくと、なにか神秘的な能力を労せずして手に入れられると勘違いして、極真空手や柔道をやって全然強くなれなかった人が、そういう力を得るために門を叩いてやってくる人が少なからずいる。」ということです。
その気持ちはわからなくはないです。
しかし、拳法も空手と何ら変わらない格闘技で、体を頑強にして、相手に強烈な技を与えて倒すことに違いはないです。
中国は、近代化を阻んできた歴史的経緯のある国で、山の奥になればなるほどそういう傾向があるために、西洋の近代的なトレーニング法、とくにウェイトトレーニングなどは忌避して、ひたすら自重の重みだけで力をつけようとしたがゆえに、その姿勢を学んだ人が、その姿勢を踏襲してしまったがゆえに、それが何代にも語り継がれていき、なかなか近代の合理的な方法を取り入れなかったがゆえに強さの飛躍が望めなかったのは否めないです。
その歴史を見れば、近代の合理的なトレーニング法を取り入れなくても強くなれるんだ、というような印象を持った人が大勢いたのは頷けることですね。
その内容の吟味をおこなって、ウェイトトレーニングを取り入れる事を拒まなかった大山総裁の柔軟性とは対比的ですね。
しかし、人間はいつまでも人間ですから、そんな神秘的な能力など得れるはずはないのです。
あるのは正夢であるとか、虫の知らせといった事などですね。
その正夢を見ていた事を思い出して、注意していたら危険を回避できたとか言うことですね。
また、500年代後半にムハンマドが、夢の中で神からの啓示を受けたのをきっかけに、イスラム教を創始した、という話も真実味はあります。
正夢にしろ、こういった高尚な話にしろ、常日頃の行いが品方公正なゆえに、神や仏といったものたちがその人の味方をしてくれたから、そうなったのであって、誰でもそういう経験をさせてくれるわけではないのは確かです。
何やら宗教チックな話になってしまいましたが(笑)、そういう事象はあると措定しながらも、日々、合理的な行動をしていくことが大事であるということは忘れてはならないでしょう。
宗教的な力、神秘的な力を得る事を得ることに期待して、それを目指すのではないのです。
前に書いたことがあったのですが、一生懸命トレーニングしている姿を見せて、しかも周りの人間を応援していく姿勢を見せている人には的確なアドバイスが来るものです。
それが試合でかつか負けるかを左右することになる重要な内容を持ったものである可能性を秘めたものであることが往々にしてあるということです。
それがわかった人には、そおういう姿勢を貫いてほしいものです。
決して神秘的な能力を身につけることにバイアスを掛けることなく!(笑)
今回はこれにて終了します。
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ありがとうございました。
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