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トレーニングによって筋肉を破壊している空手家やアスリートにとって、タンパク質の摂取は欠かせない。
筋肉などの身体を作る材料であり、ホルモンや酵素の原料になるのだ。
ゆえに、いろんな栄養素がある中で、一番重要といっても過言ではない。
しかし、どれくらいその摂取は必要だろうか?
必要摂取量は、体重1kgにつき、2~3gであるとあらゆる研究から立証されている。
例えば、70㎏の空手家ならば、1日に140~210gのタンパク質が必要である。
これは、肉700~1000g程度に相当する。
これをみて、こんなの無理だ、とあきらめてしまうだろうか?
そうではなく、食事で足りない分はプロテインを摂取することで事足りるようになったのである。
その中でも、ホエイプロテインというものが弊社はお勧めであるし、昨今の話題ですらある。
しかし研究結果を進めていくうちに、単なるホエイでは効果的でないことが明らかになった。
アミノ酸スコア100でないものに関しては、「桶の理論」といって、折角プロテインを摂取しても、あまり吸収されないということが明らかになっているのである。
であるからして、アミノ酸スコア100というホエイプロテインが話題になり、いろんな会社がアミノ酸スコア100のホエイプロテインを開発し、販売しているのである。
しかし、それだけ緻密に開発されたホエイプロテインは必然的に高価になる。
だからといってあきらめる必要はなく、そういうホエイは当然ある。
弊社が勧めるアミノ酸スコア100のホエイプロテインは、X-PLOSION社のである。
他者のは、1kg単位で販売しているのが普通であるが、この会社のは3kg単位で売っている。
アミノ酸スコア100のホエイプロテインはどんな安くとも、1kg2600円以上するのが普通で高いものでは4000円以上するが、ここの会社のは3kgで5980円とかなり安い!
空手家はサプリを1回摂ればいいということではなく、恒常的に摂っていかなくてはならない。
ならば同じ含有量でコストが安い方を選ぶべきなのは言うまでもない。
ゆえに私は、X-PLOSION社のアミノ酸スコア100のホエイプロテインを推奨するのである。
●以下よりどうぞ。
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これまでニコラスペタス氏の著作を通して今の空手界について考える作業をしてきました。
この著作には、大山総裁の空手理論を垣間見る事ができます。
それは今の空手の修練法についても、考えていくことができるはずです。
読んでいるあなたを良き方向へ導く事ができるかもしれないので読んでほしいものです。
周知のようにニコラス.ペタス氏は、大山総裁の生前に内弟子として3年間を過ごしたので有名です。
その総裁の稽古指導では、基本稽古や移動稽古、そして型の稽古でほとんどの時間を費やしていたようです。
1つの型に30~40分もの時間を費やしていたようであった。
そしてそれのみか、1つの同じ蹴りだけでも30分くらいを費やしていたのがわかりました。
過去、このような内弟子生活を送り、今は沖縄の支部長をしている七戸康博氏は、あまりの過酷さに、トイレに用をたしにいった時にあまりの痛さにかがめなかったというエピソードがあるくらいです。
こういった稽古によって、空手に必須の力を得ることができるのは言うまでもないです。
然し、昨今のように試合が多くなり、試合をすることが修練に向かわせる最大のモチベーションになっている状態であれば、当然試合におけるテクニックが重要性を増していることは言うまでもないです。
その昨今において、基本、移動、型だけにそんな時間を費やしていては…応用が効かないと誰しも思うものだろうと思います。
そんな稽古内容に、疑問をいだき、自分が支部長になった時に、自分の支部で基本や移動をしないで、始めからシャドー、蹴り込み、打ち込み、うけかえしといった試合向けの稽古を盛り込んだ「試合クラス」をもうけたのが山田雅稔氏であり、その支部に出稽古に行っていた松井章圭氏であったのは有名な話です。
その出稽古の結果、松井氏は87年の世界大会で優勝できたのですね。
では、そうならば、いっそのこと基本や移動などの稽古はほどほどにして、試合向けのトレーニングを中心にしていけばいいじゃないか、というような考えが出ても何らおかしくはないですね。
そんな総裁の稽古方法に疑問を持っていた松井氏は、試合用のテクやフィーリングや感覚を身に着けさせる山田雅稔氏の支部である城西流にバイアスをかけていたのですね。
そして大山総裁が亡くなって、自分が館長になってからはさらにその方向に行ったのです。
自分の派の機関誌である『ワールド空手』においては、そういうものばかりが目立っています。
その結果どうなったか?
松井派は全日本大会では、いつも同じような顔ぶれが入賞。
たとえ、優勝してもその選手たちは、盤石の強さを維持できず、その選手が世界大会に出ても、打ち合いでロシアの選手に負けて敗退。
テクニック重視で攻撃力についてのバイアスがないから、多くの人が上手く行かずに辞めてしまう。
こんなにも弊害が出ているのは言うまでもないことです。
大山総裁は指導する時に、踏襲する事にだけバイアスをかけることには否定的であった事は間違いないです。
大山総裁
ではどうして、大山総裁は、テクを磨くことに重点を置かなかったか、という疑問が起きると思いますが、それは総裁のいろんな本を読んで推定するに、総裁は生まれつき組手のセンスが高かったからということに尽きるのではないか、という気がしてならないのですね。
ゆえに、センスのない人の気持ちがわからないし、自分のこととして親身になれなかった。
だから、その重要性について力説することがなかったとしか思えないのですね。
それはそうですね。
生まれつきセンスのない人の気持ちは、もともとセンスある人にはわからないものです。
そうですね。
それは事、空手のみならず、他の分野でもいえますね。
私は大学時代に仲良くしていた人達がいましたが、その人たちとは友人と思ってましたが、むこうはそうは思っていなかったようでのけものにされました。
その人たちは、そのようなことをして言いながら悪びれた様子はなくポーカーフェイスをしていました。
のけものにされた経験がなかったからそういう態度でいれるのでしょう。
では、そういうことをされたらどういう気持ちになるかをわからせるために、同じようなことを報復しました。
そうしたらむこうは、腹が立って私に冷たくなりました(笑)。
自分が同じようなことをしておきながら…不思議ですね(笑)。
このように自分がそのようなことをされたらどういう気持ちになるかは、実際に味わわなくてはわからないものなのです。
そういう経験があるゆえに、私は人を分け隔てしないで接しているのです。
過去の経験が自分の意魔を形作るのです。
テクを磨くことに重点を置かずにひたすら基本、移動、型に集中させる。
それが大山総裁のモットーだったといいます。
テクのない人の気持ちがわからなかったゆえなのか…。
然し、基本、移動、型だけしていればいいといったわけでは決してないのです。
大山総裁は、工夫をすることの重要性をどの本でも書いています。
上手く行かなかったらどうすべきか自分の頭で考えてそれを練習したり試合で試せ、ということですね。
その結果、うまくいったらすぐさま褒めるということを総裁は忘れなかったのです。
テクがある人間を貶していなかったですし、逆に松井章圭や緑健児といったテクを有する人たちを大幅に褒めていたことも事実です。
試合用のフィーリングやテクがいらないというのではなく、それも当然重要ですが、そればかりにこだわることが危険であるという事を言いたいだけです。
七戸康博、鈴木国博、エウェルトン.テイシェイラといったお世辞にもテクニカルとはいえなかった人たちでも、破壊力を最優先にして修練していった結果、世界大会入賞、全日本大会優勝、世界大会優勝といった結果を残すことができた例をこのブログで多々紹介してきました。
エヴェルトン.テイシェイラ
それのみか、こういった選手たちの実力はかなり安定していたことも間違いはないです。
その後テクニカルさもこれらの選手たちは身につけて盤石になっていったのです。
決して先にテクニックありきでいたわけではなく、全くの逆であったのです。
自分にテクがなかったゆえに上手く行かなかった。
ゆえに自分が教える生徒には、その養成の方法を教えてあげようといって、その手のことを施す。
いいことでしょう。
然し、注意したいのはそれだけを力説しないことですね。
同時進行で、破壊力をつけることを力説しないといけないですね。
そうでないと松井派のような弊害事になりかねないから注意が必要です。
※以下ここで、守破離について確認してほしいです。
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守破離とは?
テクニック VS 基本、移動、型
どっちが大事かというような2者択一ではないのです。
両方を融合する事が大事なのです。
その時どちらを最優先にすべきか、と考えた場合、後者であるということを言いたいのです。
それはトレーニングを施した結果がそういう事になっているのでうからそれには疑いを挟む余地はないでしょう。
総裁の言われたことを淡々とこなし、それでいて自分が大事と思うことは、自主トレをこなしてテクニックまでも身につけた。
そのことで、ニコラス・ペタス氏は90年代中盤にかけて所属していた総本部に栄光に時代をもたらしたことは間違いないでしょう。
ニコラス・ペタス
そんなスタンスをおすすめするのです。
今一度、こういった大山総裁やニコラス氏の思想に触れることの重要性について強調しておきたいと思います。
●以下の本を読んで、その思想に触れて、自分の空手生活を変えるきっかけになってくれればと思います。
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