日本人が優勝しても危ない…この男に気を付けるべき?
昨年の新極真会の世界大会において突如として強豪選手たちをねじ伏せて勝ち上がり準優勝になったマシエ.マズール選手の偉業と、その不器用ながらも王道の修練を積み重ねていったことで強くなったということを書きました。
また、あまり注目はされていなかったけれども、強豪に打ち勝って入賞した選手たちもいたことを指摘しました。
今回は、その面について書いていきたいと思います。
注目したのは6位になったエヴェンタス.グザウスカス(リトアニア)選手ですね。
彼の強さについては世界大会の2年前の世界ウェイト制大会の時から注目していました。
この大会の準々決勝において、島本雄二選手と対戦したのですね。
このときは、まるで無名の選手でしたから、島本選手が難なく勝つだろうと思っていましたが、そうにはならなかったですね。
島本選手が、渾身の蹴りを出すもひるまない。
得意の突きを出すもひるまない。
逆にエヴェンタス選手は、予期しない距離で急角度で上段蹴りや上段膝蹴りを出し、島本選手をヒヤッとさせます。
エヴェンタス VS 島本
のみならず技全般が強いので島本選手が息を切らします。
本戦が終了したときに、島本選手が結構な汗をかき、息をきらしてハアハアいっているのがわかりました。
「現役世界王者をここまで追い詰めさせるか!しかも茶帯で!」と驚愕の思いになったのです。
もしこれが島本選手ではなく他の選手であれば、おそらく審判の多くはエヴェンタス選手に旗を上げたでしょう。
しかし実績が高い選手だと、どうしてもその選手をひいき目でみてしまうというのは古今東西よくあることですね。
このときも例外ではありませんでした。
引き分けでした。
しかし延長戦においてはエヴェンタスの強烈さと動きの多さで若干優勢になったかと思いきや引き分け。
そして最終延長において、単発ながら強烈な突きを何度かお見舞いしたときにエヴェンタスが首を下に下げる時が多々あり、それが印象点になり危なげに島本選手が勝つことができました。
非常に危ない試合でした。
この試合を見て、次の世界大会ではこの人物こそあぶない、と思った人は多いでしょう。
茶帯で現役世界王者をここまで追い詰めるなんて、世界はかなり広いと思いました私は。
この大会では島本選手が優勝したのみならず、他の階級で計6つ、全部で7階級で日本人が優勝しました。
だからといって7人が優勝したということだけをもって安心していてはいけないということですね。 エヴェンタス選手のようなダークホースが突如現れるということを認識し、そして稽古していかなくては危険ということですね。
その実力は本物で、実際今回の世界大会で6位に入賞しました。
今、極真会館(松井派)ではロシアが最強ですね。
しかし、新極真会ではヨーロッパ、とくにポーランド、ブルガリア、そしてエヴェンタス選手のリトアニアが強いですね。
いずれも旧社会主義国ですね。
しかし、何故こうもリトアニア人というのは身長が高い人が多いのでしょうか?
新極真会で最初に頭角を現したドナタス.インブラス(リトアニア)にしろ、前回大会で3位になったルーカス.クビリウスにしろ、エヴンタス.グザウスカスにしろ190センチ前後もあるから驚異以外何物でもないですね。
そして、なぜかリトアニア人というのは「ス」で終わる名の人ばかりですね。
不思議ですね。
松井派の世界大会で3位になったアルトゥール.ホバ二シアンにしろアルメニア人ですが、アルメニア人は名が「アン」で終わる人ばかりですね。
不思議ですね…って空手ではどうでもいいことですね(笑)
次回は、そのアリトアニアの驚異ぶりについて話していきたいです。
今回は之にて終了いたします。
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ありがとうございました。
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