前回は、日々のタンパク質摂取の重要性とタイミングと、身長から割り出す適正な体重について書きましたが、その適正体重について書いていきたいと思います。
身長180センチ以下の人ならば、(身長-100)×1.1それ以上の人ならば、(身長-100)×1.2のキログラムの値が適正である、ということですね。しかし、もちろん例外はあるのです。
これ以上の値でもいいですし、以下の値でもいいのです。
上の表に当てはめて計算しますと、(177-100)×1.1=84.7で、84.7キロ当たりが適当な体重ということになりますが、彼の場合はそれを大きく上回る体重を誇っています。
これはオーバーウェイトである、ということにはならないのです。
島本雄二
上記の適正な体重は、これまでのいろんな有力選手たちの値から出した平均値であり、その値以上である、あるいは以下であっても構わないのです。
ならば、それ以下でもいいのかということで、ウェイトやタンパク質摂取をさぼっていいというわけでは決してないのです(笑)。
割り出した「適正体重」とは違っても、要はそれで自分の身体を試合中に本領発揮できるかどうか、勝てるか、いつまでも自分の動きができるかどうか、ということを鑑みて、頷けるならば「適正体重」でなくても構わないのです。
体重を「適正体重」以上にしたことで、息が上がりやすくなった、自分の身体を軽やかに動かすのが出来なくなった、ゆえに勝てなくなったというのならば、それ以下に絞る必要があるでしょう。
逆に、「適正体重」以下の人で、組手中に相手に押される、攻撃が効かないというのならば、あげていく必要があるのは間違いありません。
ただ、体重アップをして、息が上がりやすくなった、自分の身体を軽やかに動かすのが出来なくなった、ゆえに勝てなくなったということを発見して、すぐに「絞ろう」と考えるのではなく、そのアップした体重に空手の動きをなじませる必要があるので、早急に行動に移す必要はないでしょう。
また、「適正体重」以下の人で、組手中に相手に押される、攻撃が効かないという人は体重だけ考えるのではなく、普段の基本稽古や移動稽古、あるいはミットの打ち込みで、自分の攻撃が効くように意識しながらトレーニングしているか、といった事も考えなくてはいけませんね。
このように総合して自分のこれからの行方を考える必要があるのです。
とっさに行動するのは危険です。何事も総合して考えながら、稽古やトレーニングを重ねていっていただきたいです。
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今回はこれにて終了します。