松井派で蔓延している先に華麗で器用な組手方法論では、一部の人間しか希望が持てず、そのれのみか多くの人に難しい印象を与えてしまい、停滞感が覆ってしまうのでよくないということを前回に話しました。
誰もが楽観的な希望を持てるような情報を常に流す必要があるということですね。
その情報とは何か? それは以下の冊子に書いてありますのでよかったらどうぞ。
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http://karate-rush.info/index.html
さて話題を変えましょう。
以前、松井章圭氏は、「新極真会とも歩み寄りをしていきたい」という旨のコメントをe-fightにてしていたことを最近知って驚きました。
95年の極真分裂の際に、現新極真会の三瓶啓二氏、同じく緑健児氏は松井氏に「支部長として戻り、それから資格ありと認めれたら再度館長に戻ってほしい。」という進言をしたにもかかわらず、松井氏はそれを退け、館長になり続けこんにちに至っているわけですね。
それを不服とした三瓶氏たちは別団体として行動し、それが2003年についに新極真会という名に変わっていったのですね。
これでは決裂が決定的になり、もう歩み寄りはできない、全くできないと思っていました。 しかし、最近になってこのような発言。
良く意図はわかりかねますが、それはほとんど不可能事でしょう。
もし可能としても、それを私は良しとしないでしょう。
これまでに松井章圭氏は、数多く人道外れることをしてきました。 会員に本部会員登録をして、月謝とは別に登録料を出させ(年1万円)、のみならず本部公認のサポーターやグローブを買って着けないことには試合に出れないという規約を作ったり、手による顔面攻撃をしない極真ルールにかかわらずマウスピースをつけないとこれまた試合に出れないという規約を作ってきたのでした。
まるで空手家を金のなる木のように考えてきた結果でしょう。
大山総裁は、生前こういうビジネス展開を他の事業家から持ち掛けられてもすべて断ったといいます。
しかし、松井氏はそういう事を平然とこなしてきた、空手家を搾り取ってきたのですね。
まるで空手家とは思えない暴挙でした。
のみならず、意見が合わないという理由で、自分の幼少のころの師匠である盧山初雄氏を除名にしたり、本部会員登録制に反対したという理由で先輩である水口敏夫氏や中村誠氏までを除名にしたのでした。
そんな松井氏に呆れをきたして脱退していった支部長は、多くいます。
それゆえに、松井派の世界大会で監督を務めた廣重毅支部長までもやめていったのでした。
その詳しい内容については以下を読んでいただきたい。
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※極真分裂20年を振り返る
http://blog.livedoor.jp/hammerdc/archives/9474604.html
そんな魅力のない団体にまでなり下がった長と一緒にしていくことなど何の必要があろうかと思わざるを得ないのですね私は。
これは権力の魔性というものでしょう。
極真空手の創始者である大山総裁の遺言によって館長に指名された松井氏ですが、それまでは本部直轄浅草道場の責任者でしたが、その時は指導者として素晴らしい人物であったようです。
そのことは、八巻建志氏の自叙伝である『光輝の拳』に書いてあります。
しかし、館長に就任してからは、自分だけの知見でどんどん物事の決定をしていったことが募り、多くの支部長に反感を食らい、ついに95年の館長解任手続きになったのでした。
しかしそれを松井氏は不服として退けたのでした。
それを受け入れられないのならと、分裂してしまったのですね。
しかし、事がそれだけで終わればよかったのですがそうはならず、本部会員登録を発足させ、そのことで松井氏の人生が狂ったのだと私はみているのです。
こういう事を考えたのは、おそらくビジネスの師匠である許永中にそそのかされたのでしょうが、まるで説明責任がないのですね。
同じような制度は、新極真会にもありますが、それでもその制度において使う用途をきちんと会員に伝えているのですね。
これに登録しないのであれば、すべての試合に出れない、というルールにされては誰もが登録するに決まっています。
それで、松井氏の懐に多くの金が舞い込んできた。
こういうことが起こると人格が変わるといいますね。
労せずに多くのお金が舞い込んでくると、全能感に脳が支配され、どんなことも自分の思い通りになるという錯覚を持ち、それに従わない人間は有無を言わさずに去らせる、ということですね。
これは歴史を紐解けばわかりますね。
古くは秦の始皇帝、スターリン、レーニン、毛沢東その他独裁者で名の通った人は、ほとんどか全く労せずに権力やお金が舞い込み、それゆえに全能感に脳が支配されて、相手がイエスと言わなければ有無を言わさずに失脚させるか殺したのです。
その精神構造と松井氏のは一緒なのです。
またパチンコにはまってしまう人の精神構造も似たようなものなのです。
たまたまパチンコで勝ってしまっただけなのに、それが自分の実力と勘違いして、更にお金を得ようと行動する。
気が付いたら一文無しになってしまう。
本部会員登録は、自分で働いた金で入ってきたわけではないのに、自分の実力と勘違いして、更に会員から徴収しようと不必要なものを買わせる。
それで、自分は高級マンションに住み、贅沢な暮らしをしている。
こんなのはもう空手家、武道家のすることではないのです。
こういう非道なことをしてきた松井氏とあゆみよりなどしてほしくはないというのが正直なところです。
私が新極真会の支部長であったら、「これまでずっと反松井派でやってきた」…そんな単純なことで反対するのではなく、これまで反人道的なことを多くしてきたから、という理由で歩み寄りには反対したいですね。
ではどうしたら松井氏と歩み寄りが可能になるかを次回に書きたいと思います。