こんにちは。
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『極真分裂20年を振り返る』
http://blog.livedoor.jp/hammerdc/archives/9474604.html
これまで「神になる方法」といったニュアンスで話してきましたが、こういうスピリチュアルな話って非常に大事なのです。
精神的なものってどんな分野においても大事ですからね。
同じことをやっても、結果の出る人とでない人ってそういう部分に由来しているのがほとんどなのですね。
精神の持ち方いかんで結果が変わってくるのです。
それは間違いないです。
その関連で話をしていきましょう。
ことは、2011年の新極真会の世界大会ですね。
この時、日本のエースとして塚本徳臣は出場したのです。
この前年と前々年に全日本大会を連覇しての出場でした。
しかし、前々年のワールドカップ(体重別の世界ウェイト制大会)において、塚本選手は重量級で出場し、決勝でヴァレリー.ディミトロフに敗れるのです。
のみならず、この大会では全階級で外国人が優勝していましたから、今度こそ次の世界大会では外国人が優勝するだろうという危機感が全体的にありました。
そんな危機感の中、塚本選手は臆することなく出場していました。 私は、この大会の最終日に行ったのですが、その時「あれっ!」と思ったのは、塚本選手の構えが非常に低いということですね。
重心が下に落ちて、普通の人よりも腰の位置が低いのです。
しかも、前脚が通常よりも前に出て半身の角度が鋭い。
これでは相手の技をもらっても通常よりは効かないし、相手の前蹴りも入りにくいものの、自分の技を連続で出すのはスムーズにいかない。
これをずっと続けていけば、勝ち続けるのは難しい。
しかしそうはならず、日本人対決や外国人対決でも悠然と勝ち上がるのです。
そしてついに優勝するのです。
この大会の時は、そういう構えでしたから当然前脚の横蹴りから入ることが多かったですね。
そこから、膝蹴りの連打やパンチにつなげる場面が多くありました。
しかしそういう構えから上段蹴りや上段膝蹴りにつなげるコンビネーションもありましたから、相手はなすすべもないといった感じでした。
しかも相手の技は当たることもあったけれども見切られて空を切る場面がほとんど。
この大会では、緒戦からこういう感じで判定で勝ち上がることよりも、技ありや一本勝ちで勝つ場面がほとんどでした。
その大会のハイライトは、準決勝での対ローマン.ネステレンコ戦で、胴回し回転蹴りで一本勝ちした時ですね。
こうなれば、なぜこのような勝ち上がりをすることができたか?という疑問が誰でもわきますね?
そこで私は、この大会後に出された塚本選手の著書を買って読んでみたのですね。
すると塚本選手曰く、技の威力が変わる方法を稽古中に発見したというのです。
基本稽古の時に、踵に呼吸を落とすようにしてみると、感覚が今までとまるっきり違うことに気づいたというのです。
呼吸を踵に落とすことを心がけていくと精神も常に水のように循環され技もよくなる。
腸腰筋と内転筋も同時に鍛えていく。
心技体、すべてが鍛えられる。
天地一つ、今までは宇宙のエネルギーを吸収して丹田から地球に送っていたと思っていたことが、踵で呼吸を落とすことにより地球の中心に送っている感覚にもなってきたということです。
なんともスピリチュアルな話ですね。
「だから世界大会の時にあんなに重心が落ちていたのか」と納得しました。
この踵に呼吸を落とすということで、技の威力が変わるということを人に教えられてわかったのではなく、稽古中に発見したのは言うまでもありません。
稽古の果てしない積み重ねの中で発見したのです。
それが意外にもスピリチュアルな話にも通じていたから驚き以外何物でもありません。
この書物を読んで意外だったのは、塚本選手は、非常に心優しい人間である、人の心を慮る能力がある、ということですね。
常に一本勝ちを狙い、それに向けて毎日稽古している。
試合中も、場外でもつれ合ったりしたときに相手にメンチ切りしている(笑)
そういうスピリットの人は、人の心を慮る能力などないのかな、人をぞんざいに扱うのかなと思い勝ちですが、意外や意外、ものすごく優しく、人の好意に感謝できる人なので、この本を読んでいて心熱くなりました。
人に対する心だけでなく、自然や動物に対する感謝の意志を常に持っている、ということですね。
全エネルギーを人や自然や動物からももらっている、という精神が溢れているということですね。
そういった精神が持てるかどうかというのは、そういうものの存在を信じれるかどうかにあるのは言うまでもありません。
無理やり信じろ、といったところで信じない人は信じれないでしょう。
それまでの人生でそういうものの存在を信じれる体験をしたかどうかでしょう。
そういうものの存在を信じて謙虚に稽古を重ねに重ねる、それでああいう境地に至るのではないでしょうか?
これは何も宗教に入れということではありません。
常に人や自然、動物といった万物に対して感謝の気持ちを持てるかどうかでしょう。
そうなれば日頃の態度もすぐに変わるでしょう。
そう変われば、塚本選手のような境地に至ることができるのではないか、と思われてならないのですね。
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以上、あなたの空手人生に役立てくださいませ。
今回はこれにて終了します。 読んでいただき感謝します。
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現代人にとって心理学の学びは不可欠、と以前小此木啓吾氏の『モラトリアム国家 日本の危機』という本を以前ににレビューしたときの感想が、この本を読んでよみがえりました。
人間は社会的な動物であるといいます。
社会とかかわって生きていかないといけません。
ですからどのようなかかわりかたがいいかという理論の構築が大事なのです。
この本では、現代における分裂性格を持った「シゾイド人間」について語られています。
その「シゾイド人間」は
1.人と人とのかかわりを避けようとし
2.自分の頭の中で考えていることや主観的なもの、知性と思考に価値をおいて感情が希薄で冷たい
3.Aという場面ではAと、Bという場面ではBという違った人格になる
こういう性質があるのです。
こういう心理的な傾向が現代人に普遍的にみられるようになったというのです。
表層的で一時的なかかわり方が一般的になっているのです。
今の社会で暮らしていくためにはシゾイド的な人間でないと駄目であると小此木氏は言います。
こういうシゾイド人間は、苦しんだり悲しんだりするような関係を持たないような生き方のほうが傷つかないで済むのです。
純情可憐な恋愛よりも、セックスはセックス、結婚は結婚と割り切る人生でないと生きていけないと小此木氏は言います。
管理職に抜擢されるとパニックに陥るのです。
昨今急上昇しているフリーターの数も、このような感情を考慮すれば納得できるのでしょう。
私が、某喫茶店でバイトしたことがありますが、そこで50代の男性がバイトとして働いていました。
店長ではなく私と同じアルバイターだったのです。
その社長に訊いてみると、その男性に社員にならないかと訊いたら本人はアルバイトでいいということです。
なんとも不可解でしたが(笑)、本人はそれでいいのです。
その他、フリーターの人をいろいろ知っていますが、やはりこの男性と似たような精神構造をしていました。
フリーターよりも社員になった方がお金もいいのに…と理解ができませんね。
このようにシゾイド人間が増えているのは、日本社会全体が経済的に恵まれて自分の生活を犠牲にしてまで働かなくても過ごしていけるというところが大きいと思われます。
シゾイド人間は携帯スマホを持っていても、ほとんど友人らしい友人もいないのが通常です。
しかし、団塊の世代と言われる人たちから言わせれば、こんな精神構造の人は信じれないでしょうし、猛烈な怒りを感じるのではないでしょうか?
このようなシゾイド人間が増えたらどうなるか? 今後の研究が待ち望まれますし、自分も積極的に研究していきたいとは思います。
しかし、私はこのようなシゾイド人間が増えていくのは哀しいと思います。
自分の価値観で言いますが、浅く付き合うよりも、深く励ましあい喜びを分かち合ってきていく方が精神的に気持ちいですしね。
シゾイド人間の精神構造にはどうしてもなれないです。
そうならないために日々対人関係について考え行動していきたいと思いました。
このシゾイド人間のほかに、人間が赤ん坊や幼児期に親とどのような日々を過ごすことで、心の健康をもたらすことができるか?
また、どのような幼児期を過ごすと、性格異常者になったり非行になるかがつぶさに書いてあります。
それを知って人の親になるか、それを知らないで人の親になるかで全く違った人生を歩むことになることは間違いありません。
ですから現代人にとっては心理学の勉強は必須、と大学時代に思ったことは今も変わらぬ私のモラルであります。
何をどうすべきか、といった当為(=sollen)をこの小此木氏は語りません。
それは氏のどの著書でも同じです。 でも現代社会の内情を分析し、それによってどういう弊害が起きるかがわかった場合は、やはり読み手がどういうことを今後していかなくてはいけないかが明らかでしょう?
ですから、この本を読み、すべきことがわかったら、すぐにそれを行為に移すべきであると思います。
大事と思ったことについては、一度読んだだけでは忘れてしまいますから、何回も読んで、チェックをして行動に移す、こういうことが大事ですね。
このwebページは,表層的に書いただけのシゾイド的なものですから(笑)、その詳しい内実は本を読むことによって理解可能なことです。
良き親を目指し、良き社会を構築したいとお思いならこの本は非常に参考になるはずです。
そう思うあなたにこの本をお勧めします。
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シゾイド人間―内なる母子関係をさぐる (1980年)
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